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こんにちは、池田です。

前回に引き続き、シナップの仕事について、エンジニアの関わり方の観点からご紹介します。

始めに大事なことを言っておきますと、エンジニア含め新しいメンバーの募集要項はこちらです:http://sinap.jp/recruit/entrance-requirements.html

シリーズでお伝えしているので、その他の回は以下のリンクからどうぞ。

<シナップエンジニアのおしごと紹介シリーズ>
第1回:「【星海社サイト編】シナップエンジニアのお仕事紹介」
第2回:「【モリサワ TypeSquare編】シナップエンジニアのお仕事紹介」
第3回:「【自社プロジェクト編】シナップエンジニアのお仕事紹介」

事例紹介 モリサワ TypeSquareの場合

今回はモリサワ様のTypeSquareの事例です。

モリサワ様は、ウェブ業界ではフォントメーカーとして非常に有名ですが、TypeSquareというサービスを運営しているのは知っていましたか。これは、契約すると高品位なモリサワフォントが、ウェブフォントとして自分のサイトで使えるようになるサービスです。

シナップではTypeSquareの「クラウドフォント・シミュレータ」ページを制作させていただきました。契約手続きや設定をする前に、まずはウェブフォントがどんなものか試してみる、ということができるシミュレーターです。

これを制作した頃はウェブフォントも広まり始めで、制作側以外にはあまり認知されていませんでした。そこで、難しいことを調べたり、自分で試行錯誤しながらタグやCSSを書いてもらうよりも、まず見て体験してもらおうと制作の運びになった企画です。

前回の話とは違い、企画内容は予め決まっていました。そこで早速、二週間ごとの定例ミーティングを設定して、コンセプトを深めつつ、サイトも目に見えるものを触りながら制作していきましょうという運びになります。
この定例ミーティングには、シナップからはエンジニアとデザイナーが一人ずつ参加しました。ディレクターが専任で入ることはなく、ディレクションはエンジニアが兼務しています。

大変に思えるかも知れませんがエンジニアがディレクションを兼ね、そしてクライアントとのミーティングに出席することには大きなメリットがあります。多少難しい技術的な課題も、スピーディに解決策を決められることです。

例えば、ミーティングで「TypeSquareで全ての書体を試せるようにしたい」という要望が出てきました。しかし、TypeSquareは(すばらしいことに)使用可能なフォントが多く、全てをダウンロードしていては、ユーザーは長く待たされることになってしまいます。そこで、シミュレーターを一つのページだけで提供するのではなくて、複数に分割してはどうかという提案を、シナップ側から行いました。そうして現在の形の「ベーシック」「ブログ」「ニュース」「ブランド」「マガジン」に別れたページ構成が出来上がりました。

ページを分割して閲覧者の待ち時間の問題を解決すると同時に、コンテンツ例を増やしたことで、よりユーザーの環境に近いものを選びやすくなる、フォントの選択肢も絞って選びやすくなるという副次的効果も生まれました。

もしクライアントとのミーティングにディレクターだけが出席していた場合、

  1. 「すべてのフォントを試す」ということをクライアントとディレクターで決定する
  2. エンジニアはディレクターの話を聞き、「ダウンロード中待たせてしまう」と指摘する
  3. クライアントに連絡し、ページの分割を提案する
  4. クライアントが分割案を検討し、返答する

と何往復か追加の連絡をしなくてはならないことも往々にして生まれます。せっかく対面で話す場を設けているのに、これはもったいないことです。その上、技術的な説明が相手の反応を見ながらできないため、必要以上にくどくなったり、逆に言葉足らずになってしまったりしがちです。

その点、TypeSquareのようにエンジニアがディレクションも行っていたり、そうでなくてもミーティングの場に出席していれば、その場で解決策を提案して同意を得るところまで行えますし、クライアントの方もエンジニアが出席していれば、些細に思えることでも本題のついでなどで遠慮せず相談できるようになります。

こうした体制が信頼を得られたのか、姉妹サイトであるTypeSquare Web Font Tryout制作の際には、企画の早い段階から指名でご相談の連絡を頂くことができました。直接顔を合わせながら価値を届けた相手からこういう形で評価されることは、いちクリエイターとして嬉しい体験です。

シナップではこのように、エンジニアを含めた全員が一定のディレクションスキルを持ち、より早い段階からクライアントの課題解決に貢献できる機会が多くあります。

会社紹介 - 社内制度

前回はシナップのエンジニアとして求められる人物像をご紹介しました。今回は、シナップの社内制度の中から特にエンジニアに関係の深い物を取り上げてみたいと思います。

個人予算・チーム予算

シナップでは、学習・スキルアップのために、月に一定額を会社から出してもらって何かを買うことができます(個人予算と呼んでいます)。多くは本の購入に充てているようですが、セミナー受講料の一部にするなど、承認さえ得られれば用途は限りません。

また、同様の仕組みでチーム予算という物もあります。シナップではディレクター、デザイナー、エンジニアと職能でまとめたものをチームと呼んでいますが、このチームごとにも人数に応じた額が予算として割り当てられており、学習用途で使うことができます。
エンジニアチームは、「ディズニーが本気でプロジェクションマッピングをやったらこうなった。『ワンス・アポン・ア・タイム』」の際にも、「プロジェクションマッピングの研究」という極めてまっとうであることに疑いの余地のない理由で予算を使用し、ディズニーランドに赴いて研究に勤しんていました。
Belkin WeMoスイッチ&モーション直近では、「シナップの月一ランチ勉強会レポート『IFTTTなどを利用したちょっと変わった連携デモ』」や『エンジニアいらず、5分でできる!IFTTTを使った便利な暮らし』で触れられているBelkin WeMoスイッチ&モーションを購入して、オフィス施錠時の明かりに利用しています。

コミュニケーションツール

これは制度というわけではありませんが、口頭以外の社員同士のコミュニケーションは、テキストチャット・ビデオチャットにチャットワーク、プロジェクトのタスク管理や情報共有などにBacklogを使っています。エンジニアに限らず全社員が同じように使っています。
たまに他社のエンジニアの方から「こういったツールを導入したいがエンジニア以外に拒否反応があって大変だ」という話を耳にしますが、シナップではそういったことはありません(Backlogなどはディレクターのほうが得意なのではないでしょうか)。

さらに、クライアントにも積極的にこういったツールの使用を勧めており、実際にチャットワークとBacklogで連絡・ファイルのやりとりを行っているプロジェクトも多数あります。

Eメールでの連絡や添付でのファイル授受は時に不適切だったり億劫に感じられますが、そういう方も比較的仕事のしやすい環境だと思います。

まとめ

今回は、エンジニアの案件との関わり方とシナップという会社について次のことをご紹介しました。

  • シナップでは、エンジニアが直接クライアントとのミーティングにも出ることで相手に合わせた、かつ細やかでスピーディなプロジェクト進行を行っています
  • 社内でも個人の成長を促す制度を策定しています
  • コミュニケーションツールの使用にも積極的です

興味が沸いた方がいれば、お話だけでも大丈夫なので、ぜひお気軽にお声がけください!
募集要項ページはこちら:http://sinap.jp/recruit/entrance-requirements.html