リアルからウェブへ。ユーザの好奇心をくすぐる告知アイデア事例 その2。

2014.05.30

こんにちは、内藤です。

以前「リアルからウェブへ。ユーザの好奇心をくすぐる告知アイデア事例」というブログ記事を書かせていただいたのですが、そちらが割りと好評だったので、今回もリアルとウェブをつなぐという視点で、海外広告の気になったものをご紹介します。

Save the Sundae Cone

マレーシアのマクドナルトの広告です。40度まで気温の上がるあつーい都市で行われたステキなイベント。


大型モニターに映し出されるサンデーは、暑い気温の中でどんどん溶けていってしまいます。そこで、街を歩く人に手元のスマートフォンで扇風機を動かし、アイスが溶けないように協力してもらうというもの。見事サンデーを守ることができたら、ご褒美にサンデーのクーポンがもらえます。

わずか3時間20分の間に、256個のサンデーが守られ(?)、1500個分のクーポンが発行されました。参加した人は、マクドナルドがちょっと好きになったことでしょう。そして、どうせならここでご飯でも食べて行こうという感じで、その日野売上もあがったのではないでしょうか。

これから夏本番を迎える日本でもぜひ行っていただきたいイベントですね。

(参照元:http://www.coloribus.com/adsarchive/ambient/mcdonalds-save-the-sundae-cone-19316255/

THE GOAL SCREEN

こちらは、もうすぐワールドカップが開催されるブラジルの「Giraffas」という大手ファストフード店で行われた広告。


スマートフォンの加速度センサー、カメラ、マイク機能を使って作ったちょっとしたバーチャルサッカーゲーム。ご飯を食べ終わったちょっと暇な時間にちょうどいいシンプルなゲームですね。サッカー狂のブラジル人が参加したくなるアイデアもステキ。

こちらは基本的に店舗でしかできないので、ソーシャルや口コミで広まって、店舗に足を運ぶ人が増えたことでしょう。

しかしながら、90%もの人がご飯を食べながらスマートフォンをいじっているのですね。改めて数字になるとちょっとギョッとしますね。。。

(参照元:http://adsoftheworld.com/media/ambient/giraffasrestaurantthegoalscreen

Paper Towel Dispenser News

最後は、メキシコのフリーニュースペーパーがユーザをサイトに誘導するために行った試み。


まさかこんなところにまで!というアイデアですね。動画にもありましたが、このペーパータオルにはQRコードが記載されていて、試みを始めて2週間でのユニークビジターは37%もアップしたそうです。

先ほどのファストフード店といい今回のトイレといい、気を抜いている時間にそっと、このようなちょっと面白そうなものを提供されると、思わず気を引かれてしまいますよね。 手にとってもらうためのアイデアはスバラシイですが、ここからさらにサイトに来てもらうとなるとそれなりにキャッチーなコンテンツが記載されていないといけないと思うのですが、どんなニュースが記載されていたのでしょうか。動画では確認できませんでしたが、気になるところです。

(参照元:http://www.gutewerbung.net/mas-por-mas-paper-towel-dispenser-news/)



暇だなーっと思っていてもスマートフォンをいじれば色々な事ができ、大抵の時間は潰せるようになった最近ですが、コンテンツ提供者にとっては、そんな選択肢があふれる中でどのように選ばれるのか、どうやってユーザにアプローチしていくのかが課題となっています。 今後も選ばれるための面白いアイデアがたくさん出てくると思うので楽しみです! またご紹介しますね。

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