"dotFes 2014"へ参加してきました!

2015.01.14
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みなさんこんにちは!デザイナーの富川です。いよいよお仕事も本格始動してお忙しくなってきた頃ではないでしょうか。
さて、今回は私が年末にプライベートで参加してきた"dotFes2014"についてレポートしようと思います。

"dotFes"とは?

"dotFes"とは、Webクリエイティブのための月刊誌『Web Desining』と『クスール』が主催するインタラクティブデザインのための1日限りのイベントです。2010年から毎年各地で開催されており、今年は福岡で12/21(日)に開催されました。

私は今回、デジタルハリウッドの先生や卒業生、フリーのクリエイターさんたちとPanon publicというチームを組んで出展しました。Panon publicは夏頃から企画が本格始動し、11月後半から怒涛の制作となりました。日曜しかまともに活動できないのでなかなか進捗が悪くてどうなることかとハラハラしましたが、沢山の方のご協力を経てなんとか福岡へ乗り込むことができました...!

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とはいえ、まだまだ出来上がっていない状態での福岡上陸。エンジニア班は当日開催直前まで調整作業が続きます。デザイン班は会場へ直行してブース設営。現地のデジハリ卒業生に尽力してもらい、作品の世界観に合うかわいいブースを作ることができました!
夕方から他のチームの方々も続々到着して設営が本格化し、ご挨拶したりお互いの作品で遊ばせてもらったりと、みんな興味津々な感じになっていました。

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エンジニア班はほぼ徹夜のまま、当日11時に開場!!

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"dotFes"の目玉は2つ。1つ目は豪華ゲストたちのトークイベントです。今年はこのように幅広い分野でのトークが行われました。

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もう1つの目玉はインスタレーション作品の展示。有名企業さんがズラリと並びます。

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今回私たちPanon publicが出展した『DINO BOOK』は、これからアプリ公開に向けてブラッシュアップしていくので、公開した時に改めて詳しくご紹介させていただきたいと思います。
簡単にご説明すると、『DINO BOOK』は恐竜の絵本の世界をパノラマで楽しむiPad絵本です。Unityを使って作られており、デジタル絵本の中でアナログな折り紙の恐竜世界を楽しめます。私は企画、恐竜キャラ、ロゴ、ブース装飾をメインに担当しました。
当日は恐竜キャラになったスタッフが接客。Web業界の方や一般の方、小さなお子さんなど沢山の方に遊んでいただき、皆さんの反応や感想などを直接伺えたことはとても貴重な経験となりました!
Webページ:http://panon.tokyo
Facebookページ

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他のインスタレーション作品も、どれもとても素晴らしかったです!!作り手の方たちに直接お話を聞くことができて、そのアイデアや、それを実現するためのデザインや技術の豊富さ、その熱量に圧倒されました。
インスタレーション作品は実際に触ってみないとなかなか伝わりにくいと思うのですが、その様子を少しですがお伝えしたいと思います。全部で10作品です。

"gift" クスール×たき工房

http://www.taki-mex.jp/blog/2014/12/dotfes-2014-1.html#more

スマホで自分がツリーのオーナメントになりモニター画面へ送信し、子どもが寝ている間にプレゼントの靴下を目指します。世界観とそのアイデアが本当に素敵でした!

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"らくがき動物園" ココノヱ

http://9ye.jp/works/doodle_zoo

落書きした動物たちに赤いハートの「命吹き込みスタンプ」を押すと、なんとも言えない動きでノートから生まれ出て、森の中を楽しそうに闊歩します。音楽もかわいい!

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"よこしまくん" ココノヱ

http://9ye.jp/works/yokoshima_sekigae

飲み会などで自動で座席を決めてくれる席替えアプリ。異性が隣になるように自動で調整してくれる、ちょっぴりよこしまなアプリです。

"INPUT ≠ OUTPUT" 1→10design

http://labs.1-10.com/blog/dotfes2014-io.html

スイッチが入れ替わった沢山の装置の中で、制限時間内に正解のロボットアームのスイッチを探し出します。ついのめりこんで、テーブルの周りを走り回って探していました。

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"PLAYFUL BOOKS" STARRYWORKS

http://www.starryworks.co.jp/projects/2014/09/08/playful-books.html

専用の絵本にスマホをセットすると、絵本のページに合わせてhueの照明の色やBGMなどが変化します。ページをめくる度に全く違う雰囲気を楽しめます。

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"de illusion" MindFree

http://marudeillusion.com/

TECHTILE toolkitを活用したインスタレーション。匂いや振動、音の情報を加えて、一枚の絵画から奥行きのある体験を得ることができます。

"ロコモでバラミンゴ" 九州大学シリアスゲームプロジェクト

http://macma-lab.heteml.jp/html/activity/2014/14_01.html

九州大学で作られた、片足立ち運動を楽しく行うためのバランスゲーム。地域の病院やリハビリセンターなどでも大活躍中だそうです。

"KAGURA" しくみデザイン

http://www.kagura.cc/jp/

手のジェスチャーや自分の声を録音させることで、画面に触れることなく多様な音やリズムを作れます。 DJになったように複雑な演奏をすることができる、新しい音楽表現です。米Intel社主催の「Intel® Perceptual Computing Challenge 2013」で全世界16カ国から約2,800作品の応募の中からグランプリを受賞したそうです!すごい!!

"FONTA" 面白法人カヤック

http://fonta.kayac.com/

自分でiPadに描いた文字がフォントのひとつとして登録されます。

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"Pepper" ソフトバンクロボティクス、1-10design

http://www.softbank.jp/robot/

2台のPepperたちからの質問に答えながら、ユーモアあふれる会話を楽しめます。

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dotFes翌日はチームでYCAM(山口情報芸術センター)へ。あいにく展示は少なかったのですが、運良く研究員の方におもちゃ箱のようなラボラトリーでお話を伺わせてもらえ、館内の裏側まで見せていただくことができました。

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以上、刺激にあふれたdotFes2014のレポートでした。2015年のdotFes開催地はまだ未定ですが、Panon publicはぜひまた参加したいと思っています。お近くで開催の際はぜひ遊びにいらしてください!

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