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シナップの小茅です。 10月の「シナップがまとめる世界のIoT事例&ニュース」を担当します。

<シナップのおすすめIoT記事>
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今回まとめるにあたり「まずは検索!」という事で、どのくらいの件数がヒットするのか見てみました。 キーワードは簡単に「IoT」です。2015年10月19日16時00分の時点では以下の通りでした。

キーワード「IoT」で検索してみたら?

ざっくり検索

すべて約42,600,000件 (ニュースのみ 5,670,000件)
1週間以内約12,600,000件 (ニュースのみ 61,400件)
24時間以内約94,100件 (ニュースのみ 6,680件)
1時間以内約2,970件 (ニュースのみ 601件)

他のキーワードとの比較はないですが、1時間以内で3,000件近くニュースは600件ほどあがっており、日々「IoT」関連の情報が数多くピックアップされていることがわかります。IoTの動向やトレンドをいち早くキャッチできるよう常にアンテナをはっておかないと、すぐに情報に置いてけぼりにされそうですね。

※この記事での「IoT」とは「Internet of things:モノのインターネット」を指していますが、件数にはそのキーワード以外の記事も含まれています。またあくまで個人的な指標とするためにごく簡単に数値を測っているものです。

日本で開発したものが中心ですが気になった事例と記事をいくつか紹介していきます。

「BONX」ウェアラブル・トランシーバー

片耳に装着する小型デバイス、複数人で遊ぶアウトドアシーンのコミュニケーションツールとして、リアルタイムで会話を楽しむことができる優れものです。もちろん音楽も聴けちゃう。

(私はアウトドアと縁はあまりないですが) スノボやスキー、カヤックなど仲間と同じ時間を過ごすなら自分が感じた"瞬間"を"その場"で"自然"に伝えることができたら、遊びがもっと楽しく嬉しいものに変わることはすぐに想像ができました。

動画を見終わった時には、すぐに会社を出てカナダでスノボードをやるか、山中をMTBで駆け巡るのかしてみたくなりました。( 仲間が必要ですね )

「MAMORIO」なくすを、なくす。みんなで、さがす。世界最小の落し物追跡タグ

例えば...財布や定期券、鍵をなくしたことってないでしょうか。自転車盗難やペットが逃げ出してしまったり。

そんな大事な小さなものにBluetoothで通信する「MAMORIO」をつけておくだけで、置き忘れたらiPhone※にアラートが届き紛失を未然に防いだり、遠くにいってしまったらMAMORIOに登録するユーザー同士で協力して探してくれます。

ちなみに、遠く離れた場所で位置特定できるかという点については、参考記事によるとGPSなどを働かせるには大容量のバッテリーが必要で現状の大きさには厳しいとのこと。 とはいえ、失くしてしまってすぐにアラートでお知らせしてくれるという点だけでも、落とし主にとっては大きなメリットがあるのではと思います。

※現在はiPhoneのみの対応となっています。

クラフトがっき

ソニーミュージック KIDSTONEの新プロジェクト「フィジタルプロジェクト」からの第一弾プロトタイプ。

特殊な紙に特殊なインク(導電性インク)で好きな楽器を描いて演奏できる夢のような製品です。

描いた紙に専用デバイスを装着、Bluetooth経由で専用アプリと接続して楽器を触るとスマートフォンから音が鳴る仕組み。発売はまだ未定のようですが、楽器な苦手な私でも甥っ子姪っ子と一緒に心から楽器を楽しめそうで是非実現してほしいなと思いました。

※Phygital ( physical + Digital):デジタル(バーチャル)とフィジカル(現実)の融合

次は個人的にも体験したいワークショップ記事を、引用しながらサマリました。

「スマートハウス × IoT」東京工科大でワークショップ

「スマートハウス × IoT」で人々の暮らしがどう変わるのかを、東京工科大学で「本物の家を使ってIoTを実験/実践する企画」が行なわれました。

参加者はIoTを専門とするITベンダーや識者、学生などあわせて26人が参加。大学キャンパイ内にあるゼロエネルギーハウスを見学後に、1チーム4〜5人に分けてワークショップを実施。

ワークショップ:住民が「片付けたい仕事は何か」:2時間半

1チーム4〜5人の4チームに分かれて以下の手順で実施

  • 住人のペルソナを設定 (家族構成、年齢、職業、生活スタイル)
  • 切実なニーズと片付けたい仕事を具体化
  • アイデア出し ( ペルソナが実現したいこと/困っていること )
  • IoTで実現する、IoTで変えられる生活のアイデアブレスト
  • IoTソリューションについて整理 ( より良くする/悩みを解決する )
  • スキット ( 寸劇 ) で発表

主役は子育て世代

効率的に進行するために予め4つのペルソナサンプルが提示されていましたが、4チームが設定したペルソナは共通して「未就学児または小学生のいる共働き夫婦」でした。「家」を中心に生活を変える「スマートハウス × IoT」ソリューションのメインターゲットは、子育て世代であるという点で認識が一致したそうです。 その他のペルソナは「一人暮しのOL」「家に引きこもりがちにオタク学生」「子供が独立したあとの老夫婦」でした。

すべてのペルソナを見ると、4チームが共通したペルソナを選択した背景が見えてきますね。家を購入する世代や世帯として合致することと、家に関連するニーズが多そうです。

発表 (寸劇)

最後は寸劇で発表とは面白いなと思ったのですが、チームで考えた結果を体現することで発表者は問題提起をリアルに現し、受け手は俯瞰的な視点で意見することができてメリットが大きいのだなと思いました。 各チームの結果は以下の通りでした。

Aチーム

3歳児を抱えた共働き夫婦

多忙な夫婦の気持ちのすれ違いを、スマートハウスに「エージェント」を実装することで夫婦間の気持ちの共有、共感を促し、気持ちの情報を提供し支援するもの
Bチーム

3歳児、飲食店経営の夫、外資系企業に勤める妻の家庭

店舗も兼ねているため、食材の在庫把握をしてお通しまで考えてくれるスマート冷蔵庫。トイレでは3歳児が事故のないよう便座の蓋が開かないスマートトイレ。またロボットと連携しゴミや害虫を発見したら自動的に処理、など。
Cチーム

未就学時のいる共働きの家庭

父親が子供に夕食を作るとき親子丼の卵が足りないという場合、ソーシャル冷蔵庫が知り合いの冷蔵庫と繋がり卵があまっていることを教えてくれるもの。
Dチーム

小学校低学年と高学年の姉弟、共働きの夫婦がいる家庭

家のモニタ機能が住民の年齢を把握するとどうなるか。「子供しか家にいない時は呼び鈴がならない」「低学年はコンロの火が使えない、姉はお湯はわかせる」

最後は、Aチームに対して「人間の相互理解」のためにITがどこまで踏み込むのか考える必要がある、という意見だったり、Bチームの害虫処理はルンバがあるので目新しさはない、など他チームとの意見交換もありました。

まとめ

これから私たちの生活は更に効率化を目指し便利な世の中に進んでいくと思いますが、その中でどんなニーズが求められアイデアを具体化していけるのか、家や外でのアクティビティ、通勤中など日常生活を送るときに「ここはこうなったら便利かな? 楽しいかな?」なんて意識しながら過ごすだけでも、良いアイデアに繋がっていきそうだなと改めて気づくことができました。

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