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091207_xmas09.pngシナップの柿内です。

毎年クリスマスの恒例となっていますSINAP Christmas Projectが今年も公開されました。
みなさんはもう楽しんでいただけたでしょうか?
今年はインターネット上のクリスマスツリーにユーザーが飾り付けを行うという、今までのChristmas Projectをご存知の方にはおなじみの企画かもしれません。

そんなChristmas Projectですが、実は今回からサーバーサイドのシステムに先日リリースされたばかりの「Movable Type 5(以降 MT5)」を採用しています。
今回はSINAP Christmas Project 2009にて利用しているMT5の新機能についてお話しします。

コメント欄へのカスタムフィールド

mt5_1.jpg実はプロジェクトが開始した当初、MT5はβリリースが始まったばかりでした。
どのバージョンのMTを採用すべきか、社内でもさまざまな検討が行われましたが、ブログへのコメントに対して、カスタムフィールドを作成できるというMT5から装備された新機能がMT5の採用の決定的な理由となりました。

SINAP Christmas Project 2009では、サイトへ来訪したユーザーが、抽選によってきまるアイテムを、自分の好きな位置に、ニックネーム、メッセージとともに貼付けることができます。
つまりサーバーサイドでは「アイテム」、「飾り付けの位置」、「ニックネーム(投稿者名)」、「メッセージ(コメントの内容)」の4つのデータを保存する必要があります。従来のMT4でも「ニックネーム」、「メッセージ」はコメントとして保存することができますが、Christmas Projectの肝となる「アイテム」、「飾り付けの位置」は保存することができず、その部分は独自に機能を拡張する必要がありました。
ところが、新しいMT5では「投稿者名」「コメントの内容」というあらかじめ用意されているコメントのデータ以外に独自のデータをカスタムフィールドとして保存することが可能になり、開発者が必要なデータをコメントの付属データとして管理する事が可能になったのです。

このようなユーザーのデータを保存するといった機能の開発はユーザー参加型のサイトを作る上では欠かせない機能です。ユーザーから投稿されたデータを保存するだけなら、独自に開発することも難しくはありません。
しかしながら、投稿されたデータの正当性をチェックしたり、セキュリティの対策等も行うことを考えると、開発工数はとたんに大きくなってしまいます。その開発工数を大幅に削減できるという事は非常に大きなメリットです。しかもMTのようなメジャーなソフトウェアであればバグが発見された場合には直ちに修正されアップデートされますのでメンテナンスにかかるコストも削減出来ます。

MT化したことによる他のメリット

・データの出力
サーバーサイドをMT5化した事によるメリットはデータ保存をすることだけではありません。データを出力する部分も、MTタグを利用し簡単に自分の好きなフォーマットで出力することができます。

・スパム対策
データはコメントとして扱われますので、MTがもつスパム対策の機能をそのまま利用する事ができます。

・コメント投稿のための認証
SINAP Christmas Project 2009では利用していませんが、コメント投稿の為の認証機能もMTでは提供されていますので、こちらも利用することが可能です。

こうして見るとMT5のコメント投稿機能+カスタムフィールドの機能を利用することで、多くのユーザー投稿型のサイトが必要とする機能を実装することが分かると思います。今までもCMSとして多くのサイトに採用されているMTですが、この機能により、MTは従来の使われ方とは違う、新たなフィールドを開拓するのではと私は感じています。