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第10回 東京インタラクティブ・アド・アワード
こんにちは。SINAPオオカワです。

先日第10回 東京インタラクティブ・アド・アワードの受賞作品が発表になりました。
今年で10回という節目を迎える同賞も、当初の頃はFLASHを使ったいわゆる「スペシャルサイト」が全盛の時代でしたが、それから10年、最近ではソーシャルメディアやスマートフォンなどの普及によって、一口に「広告」といっても、その表現も多岐に渡り、かなり変わってきているなと感じる結果でした。

昨年は震災の影響もあり、ユーザーへのメッセージ、コミュニケーションを考える上でも、なかなか難しかった事も多かったのではないでしょうか。それでも集まったインタラクティブ広告の最先端、今年も力作揃いの受賞作品達です。

ここではいくつか気になったものをご紹介しつつ、傾向等について見ていきたいと思います。
(ちょっとまとめきれなかったので、今回は前編ということで...。)


tiaa10_02.jpgOK GO - All Is Not Lost
オンライン広告部門、キャンペーンサイト部門、PCアプリケーション部門、オンラインビデオ部門と複数部門で入賞している作品です。
毎回、凝った作りのミュージッククリップで話題のOK GOとGoogle Chromeによるコラボレーション企画。
好きな言葉を入れてスタートすると、複数のウインドウが立ち上がり、音楽に合わせながらそれぞれのウインドウでダンス映像が展開。ウインドウもそのダンスに合わせるかのように画面上を移動して行きます。そして最後は入力したメッセージの人文字が現れるというもの。
HTML5 やCSS3 といった最新の技術を使いGoogle Chromeの先進性をアピールするサイトになっています。
映像もさることながら、ブラウザがグリグリ動いたり、ウィンドウがどんどん開いたりと、変わった体験ができるのが面白いです。


未来へのキオク未来へのキオク
昨年は震災があったことも忘れられません。
ウェブサイト部門コーポレートサイトの銀賞は「未来へのキオク」。震災で失われた写真や動画を多くの人の力で取り戻して行こうというプロジェクトです。ユーザーからテーマを募り、震災前の町並みや風景等の提供をひろく呼びかけ、シェアしていくプロジェクトです。通常思われる「広告」とは一線を画した、そんなサイトです。


Google PazzleGoogle Pazzle
今年はGoogleの作品がよく目につきましたが、こちらもOK GOの企画同様、Google Chromeの先進性をアピールするサイトです。ブラウザを駆使した難解なパズルが出題され、ユーザーはそれを解いていくというもの。出題にはGoogle MapやGoogleカレンダーなど、Googleのサービスも利用されたりと、さりげなく自社製品をアピールしているところもミソです。ネット上でも「難解過ぎる」などの声が続出し話題になりましたが、答えを知ると「なるほど」と思い、つい友達等に「やってみて」と言いたくなるさじ加減がにくいと思いました。お時間ある方はトライしてみては。


AKB48 推し面メーカーAKB48 推し面メーカー
キャンペーンサイト銅賞。個人的にはリアルとネットをうまく組み合わせた企画として、昨年一番記憶に残ったキャンペーンです。AKBにあまり興味がなくても、このキャンペーンを知らないという人は少ないのではないでしょうか。
人気アイドルグループAKB48の新メンバーが!というティザーでかなりの話題を作り、ついに発表された江口愛美さん。実際にファンがつくほど話題が沸騰したところで、実はAKB48のメンバーの顔パーツから作成したバーチャルアイドルだったというもの。サイトではこの顔パーツを使ってオリジナルなメンバー写真を作成できる(変な顔も作れる)という展開で、さらにこの企画を大きく盛り上げていったと思います。


The Planet ZewroThe Planet Zewro
最近はめっきっり減った!?いわゆるスペシャルサイトらしいスペシャルサイトです。日産自動車が提供する「電気自動車」など、EVによってCO2や排出ガスをなくしていこうと提唱する「ゼロ・エミッション」をPRするサイト。コーポレート部門で入賞した作品です。
ゲームをクリアしていくことで「ゼロ・ミッション」を学んでいけるというもので、Googleのような特別な仕掛け等はありませんが、サイトのクオリティが高く、キャラクターのスムーズな動きでついつい見せられてしまうサイトです。


森の木琴(TOUCH WOOD SH-08C)
オンラインビデオ部門からは、これも見た事があるという方は多いのではないでしょうか、森の木琴です。
間伐材(スギ・ヒノキ)を使用した長さ44mの木琴を制作、木の玉が木琴の上をゆっくりと転がりながら、その素朴な音色とともに、美しい森を通っていく映像は、都会に住む私たちに癒しを与え、森林保護というメッセージへ繋がっていきます。


AR Hppy Halloween
アウトドア部門からはバカルディのハロウィンイベント。FacetrackigとARテクノロジーによってカメラに写っている人の顔にアニメーションを重ね、簡単に仮装映像を作る事ができる装置を使い、来場者に仮装を楽しんでもらうというもの。カメラに写った映像は屋外のスクリーンに映し出され、道行く人の注目も集めたという企画です。最新技術を使ったこうした屋外イベントは、まだまだ可能性を感じます。面白いですね。

さて、まだまだご紹介したいものは多いのですが、一旦今日はここまで。
後編もお楽しみに!