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みなさんこんにちは、SINAPの富川です。
先月の大川からスタートしたシリーズ連載「シナップがまとめる世界のIoT事例&ニュース」について、6月は富川がお伝えします。

今回は事例をご紹介する前に「そもそもIoTって何だろう?」というところを簡単にお話したいと思います。IoTは今年何かと話題になっている注目度大のキーワードです!

<シナップのおすすめIoT記事>
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IoT(アイオーティー)って何だろう?

"Internet of Things"(モノのインターネット化)の略

「モノのインターネット化」の略だけではわかりにくいですよね。こちらの図をご覧ください。

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モノの持つ情報が、インターネットの先にあるクラウド上の高性能なコンピュータに接続されて別のモノと連携し、システムが自律的に動くことで新しい価値を生み出す。
これがIoTの世界です。

「これまでもインターネットにつながっていたし、そういう家電もあったのでは?」

そんな声も聞こえてきそうですが、IoTの世界ではコンピュータやインターネットの存在が感じられないほどあらゆる生活シーンに浸透し、今まで静かに存在していた身の回りのモノたちが、まるで頭脳を持ったかのように動きだす。そんな近未来的な世界がもうすぐそこまで近づいてきています。

最近話題になった事例

最近の大きな話題で言えば、Apple WatchもIoTカテゴリの一部に入ります。時計がクラウドにつながることで、スマホと連動して動き出します。6/11〜6/23の期間限定で原宿にオープンしている「PEPSI STRONG BAR」で話題のオキュラスリフトもIoTの例ですね。
これらはIoTカテゴリーの中でも「ウェアラブル」と呼ばれる、人が装着して連携させるタイプのものです。

このように私たちの身の回りでもIoT製品が増えてきており、この流れは今後数年で一気に加速していくと見られています。スマホ利用者が広く浸透したことが、IoTが活発化する大きな原動力にもなっています。

第4次産業革命、到来?!

ドイツでは2011年から「インダストリー4.0」と呼ばれるIoT推進プロジェクトが産学官連携で展開されていて、アメリカやインドも国を挙げて積極的に取り組んでいます。
Apple Watchのような一般消費者向けの商品はIoTのごく一部であり、IoTは産業界そのもののあり方を変革させようとしています。業種業界問わずさまざまなモノの生産方法に大きな変化をもたらすため、この流れは第4次産業革命と言われることもあります。

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企業が取り組む価値

このような流れから、IoTは企業の取り組みとして最近特に高い注目を集めています。
GoogleやAppleでもIoTを実現するためのさまざまな開発が進められていて、先日開催されたGoogleI/O 2015WWDCでもIoTに関する発表が行われていました。

世界と比べると遅れをとっている日本ですが、2015年3月に515人のITリーダーを対象に行われたガートナージャパンの調査によると、半数以上の企業が「IoTにより自社の製品やサービスそのものが変わる」と回答しており、日本での取り組みはこれから本格化していきそうです。

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6月に話題になった生活に密接したIoT事例

IoTの流れをまとめたところで、もっと皆さんに身近に感じてもらうために、私たちの日常生活に沿ったIoTの最近の事例をご紹介していきます。

Qrio Smart Lock

スマートフォンを使ったスマートロックシステム。リモートアクセスによって、離れた場所からも鍵の開閉をすることができます。ドライバーなどの工具を使わず、世界最小サイズで作られているため、賃貸住宅などでも様々な条件のドアに取り付け可能だそうです。

スマートホームの鍵認証:Qrio Smart Lock

BOCCO

日本発のお留守番を見守るロボ。振動センサーや光センサーを搭載しており、家族の生活の様子を外出中でも知ることができたり、家族と何気ないメッセージのやりとりを楽しむことができます。
人の温かみを感じさせるものが得意なユカイラボさんでは、脳波を使った感情表現ツール「nekomimi」など、ユニークなIoT製品を沢山作られています。

家族をつなぐ、コミュニケーションロボット:BOCCO

あなたの脳波をキャッチして気持ちを伝える:necomimi

Kocri

学校の先生が教科ごとに用意してくれた紙の教材、作成するのは大変だったことと思います。Kocriは黒板と電子黒板それぞれの長所を兼ね備えており、スマホをリモコンにして動画や画像を一瞬で黒板に映し、チョークで書き込むことができます。

ハイブリッド黒板アプリ:Kocri

PillPack

薬局へ行かずとも、保険会社と医師が自分用に調剤してくれた薬セットが2週間ごとに届けられるサービスがアメリカで実際に始まっています。

ユーザーのドアの前まで定期的に医薬品を届けるサービス:Pill Pack

Project Jacquard

Googleとリーバイスの実験的なプロジェクトで進められていて、布地にセンサーを仕込むことで、スマホが操作できるようになるそうです。テキスタイルの世界にもIoTが来ていることに驚きです!

服をウェアラブルにする:Project Jacquard

littleBits

最後にご紹介するのは、自分でもIoTを簡単に作れるキットです。いろんなセンサーが仕込まれた電子ブロックで、レゴで遊ぶように楽しくIoTの実験作品を作ることができます。
時々初心者向けのワークショップなども開催されているようで、私もぜひ参加してみたいと思っています。

電子ブロックで気軽にIoTが作れる:littleBits

おわりに

今回は身近なモノをIoT化した例を挙げました。
ピックアップしたものだけでも、住宅業界から教育、薬局、アパレルなど、幅広い業界にIoTが浸透してきていることがわかります。

今回は生活に密着した例を挙げましたが、先月の大川のIoTまとめでは更にアッと驚くような事例が集まっていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
モノとの接し方が大きく変わっていくIoTの時代が到来しつつあるこれからが楽しみですね!

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