引越プロジェクト(1)
それはさかのぼること2007年の夏、
うれしいことに、この秋からはSINAPに新たに2人のメンバーが加わることが決まりました。そして「そろそろこの事務所スペースでは手狭になってきたかも?」「そろそろ事務所移転を考えなくては」という話題がにわかに現実味を帯びてきたのです。
とはいえ、引っ越そうと思ってもすぐにできることではありませんし、引っ越すなら引越先は素敵なオフィスにしたいというのがスタッフみんなの想いでした。
「自分達にとって理想のオフィスとは?」「シナップらしいと思ってもらえるユニークなオフィスはないだろうか?」
ここから私たちの新しいオフィス探しがはじまったのです。
2007年7月23日 都内某所
まだそれほどリアルに移転を感じられていなかった頃、いくつかの不動産屋さんとネットの情報から良い物件が出たと聞くと、向学を兼ねて内覧に通いました。
写真はそのうちの一件で、地上1階、地下1階のロフトタイプ。螺旋階段が非常にお洒落で、広さも程よく、キッチンがフロアに仕切りなしで付いていることと、物件のロケーション自体がちょっと微妙な場所にあるということ以外は、文句無しの物件でした。
ただ私たちも物件を見始めてから間もない頃で、まだ思い切れなかったこともあり、ほどなくして別の会社さんに決まってしまいました。
2007年8月28日 都内某所
これ以降も何件かを見て回りました。
次にいいかなと思った物件が写真の物件です。
古いビルをリノベーションしたオフィスビルで、外観、内装とも非常にキレイで、ちょっとした「デザイナーズ」感を漂わせていました。
しかも新宿のビル群を眺められる屋上付き!
ここで夏に懇意にしているクライアントさんやパートナーさんを呼んでビアパーティを開いたら...、と妄想が膨らみます。
しかし、結局実際に使えるスペースが希望よりも小さめであったこと、立地もそれほどいい場所ではなかったこと、建物はキレイではあるのですが、「オフィスらしいオフィス」といえばいいのでしょうか!? オリジナリティの観点から考えると「ここは自分達らしいのか?」と悩み、ピンとこないならまだ焦ることはないし、やめておこうということになりました。
そう、この頃はまだ事務所スペースが手狭になったとはいえ、「年内にいい物件が見つかれば」と、焦ってはいなかったのです。