けだし名言集 #04 「善く問いを待つ者は、鐘を撞(つ)くが如(ごと)し」(坂本龍馬)
こんにちは、SINAPの小茅です。
2010年のスタートとともに、坂本龍馬の生涯を描くNHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まりました。
主人公を演じる福山雅治も魅力的ですが、明治維新に影響を与えた政治家として類い稀な才能と行動力を発揮した坂本龍馬が一番ですね。
今回は、そんな坂本龍馬の名言です。
善く問いを待つ者は、鐘を撞(つ)くが如(ごと)し(礼記)
(坂本龍馬)
西郷隆盛を評した坂本竜馬の言葉です。
意味は、
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「善く問いを待つ者」とは立派な教師を意味する。
よき教育者は生徒にとっては鐘のようなものだと、礼記ではたとえている。
何故ならば、小さくたたくと、小さな音でしか鳴らない。
大きくたたけば、大きな音で鳴り響くからだ。
教えを請うものがくだらない質問をすれば、つまらない答えしか返ってこない。
ところが、考え抜いた質問、ポイントを押さえた質問をすれば、しっかりとした答えが帰ってくる。
教育というものは、教育者が一方的に教えるだけではない。
教わる者が積極的に参加してこそ、教育は成り立たつのだ。
礼記では教師と生徒の関係を表しているが、別に教育に限ったはなしではない。
人間関係すべてに当てはまることだ。
(引用元:自分をピカピカ磨く歴史の話)
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なかなか考えさせられる名言です。
しっかり考えた上で質問しているかどうかで、返ってくる答えは違ってくるかもしれません。
自分が誰かに教えを問う時に、この言葉を思い出してみてはいかがでしょう。
礼記とは:ウィキペディア「礼記」