8 Villains of Social Media
こんにちは、内藤です。
数カ月前の記事なのですが、Search Engine Journalというサイトでソーシャルメディアにおけるちょっと困ったユーザ8タイプが紹介され、それがなかなか面白かったので今回ご紹介させていただきます。
タイトルは「8 Villains of Social Media」。"Villain"は英和辞書によると、「悪役」や「悪人」という強い意味をもった言葉ですが、もちろんユーザをそのように扱っているわけではありません。この記事が、ゲームの攻略方法のように表現されているので、"Villain"という言葉を選んだのでしょう。「ソーシャルメディアの運営側から見て、困ったユーザ」くらいに理解していただければいいかと思います。
以下、元の記事を大分意訳しています。
元記事でお読みになりたい方はこちらからどうぞ 「8 Villains of Social Media」
The Troll (荒らし者)
アイコン:攻撃的または子どもっぽい印象のあるもの。
出没箇所:Youtubeなどのビデオ投稿サイト
攻撃:誰かが自分のコメントに反応してくるのを期待しているので、コメントは常に攻撃的で、非難を呼ぶような表現を好んで使用する。
攻略方法:攻略方法はただひとつ、「無視」すること。自分が相手にされないとわかると、サイトを離れていく。
The Disrupter (破壊者)
アイコン:サイトのデフォルト画像、または No Image
出没箇所:ブログ
攻撃:コンテンツや他人のコメントをちゃんと読まないため、空気の読めない発言をしてそこで展開されているコミュニケーションを中断させる。
攻略方法:他の人の良いコメントにだけ反応して、Disrupterのコメントは「無視」をする。Disrupterは他のコメントを読まないので,自分が無視されていることには気づかない。
The Skeptic (懐疑論者)
アイコン:好きなSFキャラクターのベクター画像
出没箇所:ソーシャルブックマークサイト
攻撃:インターネット上の情報はすべて事実かどうか疑わしいと(必要以上に)思っているため,間違った情報を載せてしまった場合に、いの一番でクレームを言ってくる。
攻略方法:有効なソースを提供して、基本的には無視をする。または、彼らのコメントを奥においやる。
The Shameless Link Dropper (恥知らずなリンク貼りつけ人)
アイコン:No Image 又は会社のロゴ
出没箇所:ブログ、バイラルコンテンツ
攻撃:とても短いコメントと共にトラフィックやSEOの外部リンクを増やすためのリンク、またはスパムのリンクを張ってくる。時にはコメントがないこともある。
攻略方法:コメントポリシーを作成して、関連性のないコメントの対応方法を決めておき、それに従い対応する。
The Bury Brigade (埋葬集団)
アイコン:何でも
出没箇所:ソーシャルブックマークサイト
攻撃:サイトのフロントページからBury Brigade が良しとしない投稿を奥においやっていく。
攻略方法:Bury Brigadeはパワーユーザなので、こちらが同等の力を持っている以外は、特にできることはない。
The Whistle Blower (内部告発者)
アイコン:独りよがりな自分の写真
出没箇所:ソーシャルブックマーク
攻撃方法:スプラッシュ広告、SEOリンク、ブログスパム、プロモーションコンテンツ等、利益を重視したコンテンツに好意的でない印象を持ち、コンテンツ制作者に対応を求める。
攻略方法:良質なコンテンツを用意すること。その良質なコンテンツがあれば、Whistle Blower の主張は特に気にする必要のない些細なものになる。
The Know-it-all (インテリぶってる人)
アイコン:アインシュタインを少しいじった画像、または数学の方程式のマッシュアップ
出没箇所:どこでも
攻撃:コンテンツやコメントに対して反対意見があるとき、または間違った情報を修正したいとき以外は、あまり攻撃をしてくることはない。彼らはむしろそれをきっかけに誰かと議論をしたがっている。文法の間違いを指摘するのが大好き。
攻略方法:合理的で説得力のある議論や例を節度のある態度で提示すること。他のユーザにKnow-it-allは偏った意見を持っていると思わせることができれば尚良い。
The Emo
アイコン:何でも
出没箇所:どこでも
攻撃:心を乱されたとき、特に批判されたときのみ個人的で感情的な反応で攻撃する。その攻撃形態は特に決まってはいない。
攻略方法:とりあえずEmoが落ち着くまで放っておく。それからコミュニケーションを再開する。
いかがでしょうか、8タイプの困ったユーザさん。なかなか特徴を捉えていて「なるほどなー」と感じることも多かったのではないでしょうか。この8つのタイプにユーザがうまく当てはまることはあまり多くないと思いますが、ユーザの対応に困ったときは、参考にされてはいかがでしょう。
この8つのユーザをイラストにしたものがあります。本当はこちらをメインにしたかったのですが、何分イラストが長いもので、リンクとさせていただきました。ぜひぜひご覧ください。