話題の動画 YouTube Wacth 2011スーパーボウルCM特選
2011.03.03
鈴木です。
このカテゴリでは世界中からバイラルムービー等の 話題の動画をピックアップしています。
米国最大のスポーツイベント「第45回スーパーボウル」が開催されました。「スーパーボウル」の視聴率は、過去20年間40%を超えていて、今年は米国テレビ番組史上最多の1億1,100万人の視聴者数、46%の視聴率と言われてます。「スーパーボウル」でのCMは30秒で250〜300万ドル(約2億〜2億5,000万円)とも言われてます。
既にいくつかのサイトでCMランキングが発表されてますが、面白いCMをいくつかピックアップして観察してみました。
ダース・ベイダーのターゲットはパパだった
微笑ましい男の子の夢を叶えるCM。BRAND BOELでもMOST LOVEDに選ばれ、好感度の高い作品です。子供がみても楽しいCMなのですが、ちゃんとファミリーカー購入層を狙って作られてます。ファミリーカー購入層は1977年公開のスターウォーズ世代と年齢的にピタリと一致。フォースはパパに向けられていますね。パパの粋な計らいが大人視点で微笑ましく描かれてます。
ついにここまで!facebook搭載のシボレー
初デートの彼女が何を思っているのか? それは帰宅後のPCでもなく、スマートフォンでもなく、運転席。気持ちが騒ぐ家路での彼女からのフィードバックはハンドルを握る車中でした。気になる一言が最高のタイミングで聞ける。facebook搭載のシボレーの価値を上手に引き出しています。それにしても米国でのfacebookの浸透度が良くわかるCMですね。
アップルの伝説に挑戦! モトローラCM
1984年のスーパーボウルで伝説となったアップルのCMに対抗した作品です。当時、リドリー・スコットによって描かれたアップルCM「1984」は全体主義の世界観の中でMS-DOSとIBMに一石を投じました。そんなアップルもデザイナーが愛用するニッチな製品からiMac、iPod、iPhone、iPad等を経て、いつの間にか世界を席巻するブランドに。肥大化したアップルをモトローラがオマージュと皮肉で挑戦。iPhoneの象徴である白いイヤホンを付け、自我を失った人々が行動するアップルに支配された世界。一人の青年がモトローラのXOOMを通して一人の女性を目覚めに導きます。伝説を上手く利用した作品と言えます。
時代を捉えた愛国的なクライスラーのCM
どこのランキングでも堂々1位を獲得しているエミネム出演、クライスラーのCM。 グローバル化にあえぐ米国環境を象徴したCMと言えるでしょう。「Imported from Detroit」というストレートなメッセージは、クライスラーというより米国自動車産業の中心地であるデトロイトにフォーカスを当てています。主演はデトロイトの極貧生活から這い上がったエミネムを起用。かつての米国主力産業の1つだったデトロイトの復活を鼓舞します。ナショナリズム・プライドに訴えています。スーパーボウルに敬遠されがちなユーモアのない語りCMですが、それでも大きな支持を得たということで、時代・空気をうまく捉えたと言えるのではないでしょうか。
企業にとっても大一番であるスーパーボウルCMは少し観察するだけでもカルチャー、ライフスタイル、企業の競争原理、社会環境など、色々垣間見れて興味深く観ることができました。
2011スーパーボウルCMのランキングは以下のサイトでご覧いただけます。
YouTube - adblitz
Brand Bowl 2011
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米国最大のスポーツイベント「第45回スーパーボウル」が開催されました。「スーパーボウル」の視聴率は、過去20年間40%を超えていて、今年は米国テレビ番組史上最多の1億1,100万人の視聴者数、46%の視聴率と言われてます。「スーパーボウル」でのCMは30秒で250〜300万ドル(約2億〜2億5,000万円)とも言われてます。
既にいくつかのサイトでCMランキングが発表されてますが、面白いCMをいくつかピックアップして観察してみました。
ダース・ベイダーのターゲットはパパだった
微笑ましい男の子の夢を叶えるCM。BRAND BOELでもMOST LOVEDに選ばれ、好感度の高い作品です。子供がみても楽しいCMなのですが、ちゃんとファミリーカー購入層を狙って作られてます。ファミリーカー購入層は1977年公開のスターウォーズ世代と年齢的にピタリと一致。フォースはパパに向けられていますね。パパの粋な計らいが大人視点で微笑ましく描かれてます。
ついにここまで!facebook搭載のシボレー
初デートの彼女が何を思っているのか? それは帰宅後のPCでもなく、スマートフォンでもなく、運転席。気持ちが騒ぐ家路での彼女からのフィードバックはハンドルを握る車中でした。気になる一言が最高のタイミングで聞ける。facebook搭載のシボレーの価値を上手に引き出しています。それにしても米国でのfacebookの浸透度が良くわかるCMですね。
アップルの伝説に挑戦! モトローラCM
1984年のスーパーボウルで伝説となったアップルのCMに対抗した作品です。当時、リドリー・スコットによって描かれたアップルCM「1984」は全体主義の世界観の中でMS-DOSとIBMに一石を投じました。そんなアップルもデザイナーが愛用するニッチな製品からiMac、iPod、iPhone、iPad等を経て、いつの間にか世界を席巻するブランドに。肥大化したアップルをモトローラがオマージュと皮肉で挑戦。iPhoneの象徴である白いイヤホンを付け、自我を失った人々が行動するアップルに支配された世界。一人の青年がモトローラのXOOMを通して一人の女性を目覚めに導きます。伝説を上手く利用した作品と言えます。
時代を捉えた愛国的なクライスラーのCM
どこのランキングでも堂々1位を獲得しているエミネム出演、クライスラーのCM。 グローバル化にあえぐ米国環境を象徴したCMと言えるでしょう。「Imported from Detroit」というストレートなメッセージは、クライスラーというより米国自動車産業の中心地であるデトロイトにフォーカスを当てています。主演はデトロイトの極貧生活から這い上がったエミネムを起用。かつての米国主力産業の1つだったデトロイトの復活を鼓舞します。ナショナリズム・プライドに訴えています。スーパーボウルに敬遠されがちなユーモアのない語りCMですが、それでも大きな支持を得たということで、時代・空気をうまく捉えたと言えるのではないでしょうか。
企業にとっても大一番であるスーパーボウルCMは少し観察するだけでもカルチャー、ライフスタイル、企業の競争原理、社会環境など、色々垣間見れて興味深く観ることができました。
2011スーパーボウルCMのランキングは以下のサイトでご覧いただけます。
YouTube - adblitz
Brand Bowl 2011
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