東北でのある一日、ソーシャルグッド活動レポート

2012.07.20

6月18日 東北こんにちは。シナップ大川です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、シナップでは現在ソーシャルグッドの取組みとして東日本大震災で深刻な被害を受けた陸前高田にある酔仙酒造さん、陸前高田未来商店街さんのお手伝いをしています。
それぞれのウェブサイトの制作、運用を中心に、ソーシャルメディアの活用やお問い合わせの対応、ネットワーク周りの相談から、チラシなどの印刷物の作成まで、私たちにできることを色々お手伝いさせていただいています。

そして、こうした活動はシナップのスタッフが基本的に隔週で現地に赴き、担当者の方々と打合せをして進めているのですが、よく向こうでの一日の様子を聞かれるので、ちょっと前の話になりますが、6月29日(金)に僕が行ってきた模様をレポートします。


6月18日 東北(1)普段夜型!?の私たちにとって東北を訪れる朝は早いです。
前日遅くまで仕事がある日もありますが、昼前には現地入りするために出発します。
この日は東京駅、8:40の新幹線やまびこで東北へ。

6月18日 東北(2)だいたい車内で朝食です。
この日僕は、東京あんぱんという東京駅の中にあるあんぱん専門店で究極のあんぱん「豆褒美」というのを買いました。一個の250円もするんですよ(笑)。
およそ2時間半、車内では仕事をしたり、読書をしたりして過ごします。

6月18日 東北(3)岩手県一関駅に到着。
ここからレンタカーで移動します。
レンタカー屋さんにももう顔を覚えられています(笑)

6月18日 東北(4)この日はまず陸前高田市竹駒町にある陸前高田未来商店街さんとの打合せで現地へ。
今回はお昼を取る余裕がなかったので、車内でサンドイッチなどをつまんで済ませます。

6月18日 東北(5)商店街に到着。
商店街内にあるBricks.808というカフェで打合せしました。
今後の計画や未来商店街を知ってもらうためのパンフレットの作成などについて話し合いました。その後、パンフレット用の撮影のため各店舗さんを訪問、雑談しながら和気あいあいといい写真を撮らせていただきました。
陸前高田未来商店街。この辺りを訪れる人にはもっと知ってもらい。そしてもっと活気づいたらいいなと思いました。

ちなみに、担当の種坂さんは、先日発売された雑誌『BRUTUS』(734号)でその仕事を見開きで紹介されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

未来商店街さんとの打合せを終え、次なる目的地は酔仙酒造さんが現在居をおく千厩の酔仙玉の春工場へ。
(千厩の酔仙玉の春工場については酔仙のサイトをご覧下さい。)

6月18日 東北(6)途中、震災を語り継ぐ象徴とされる一本松が見えました。
この辺りは瓦礫はだいぶ整理されたものの、更地のようになったまま、その瓦礫が集積された山が所々点在する風景です。
復興への道のりはまだまだだなと感じさせるとともに、都心で暮らす私たちとは大分温度差がでてきているなと感じました。

6月18日 東北(7)約束の時間より少し早くついてしまいましたが、千厩の酔仙玉の春工場で打合せです。
打合せは日々の運営上の課題から、今後の生産・販売予定、新工場建設の状況等々の経過のお話、それにあわせてウェブサイトに掲載する内容をどうしていくかなどを入念に話し合います。

6月18日 東北(8)一時間強の打合せを終え、帰ろうとしたところ、外がにぎやかなのでのぞいてみると、ちょうど今日は酔仙さんと、酔仙さんにこの玉の春工場の製造設備を提供している岩手銘醸さんとの焼肉の会が開かれるようでした。
「ご一緒にどうですか?」と誘われたので、ありがたく参加させて頂きました。
(ちなみに同行のスタッフは運転もあり、もともとお酒は飲めないのでお酒は飲んでません。僕は頂きましたが(笑))
酔仙の社員の方々や地元の方と交流できる、こういう時間がいいですね。

6月18日 東北(9)楽しい交流を終え、帰りの新幹線の時間に間に合うように千厩を立ちました。
帰りはいつも一関のお土産コーナーで、事務所のみんなにお土産を買って帰ります。
20時22分発の新幹線やまびこで東京へ。

23時東京着。こうして長い一日が終わりました。
議事録などをまとめながら翌週から各担当に仕事を振り分け実行していきます。

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