「大地の芸術祭」で「田んぼ」とか「古民家」とか「廃校」とか - 街角ウォッチング(新潟編)

2012.10.04

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こんにちは。SINAPの鈴木です。SINAP近辺、渋谷・原宿界隈で気になる広告をピックアップしています。今回は東京を離れ、夏休みに堪能してきた「大地の芸術祭」をご紹介します。

「大地の芸術祭」は、越後妻有地域(新潟県十日町市+津南町)の里山を舞台に3年に1度の夏に開催される世界最大の国際芸術祭です。2000年のスタート以来、今年で5回目を迎えました。


2000年のスタート以来、今年で5回目になるのでテレビや雑誌でも紹介されているのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「大地の芸術祭」は、200の集落に作品を散在させ、作品を1箇所に集中的に展示するのではなく、敢えて"非効率"に作品を巡るイベント。広大なエリアで里山を眺めながら、田んぼ、古民家、廃校を巡り、おいしい空気を吸って、のんびり五感を開放することができます。




「人 自然に再び入る」

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こんなパスポートで各所に入れます。

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市内中心部に位置する芸術祭の案内所、「キナーレ」にある巨大な古着の山

No Man's Land

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重たい不快な環境音が流れ、クレーンが繰り返し繰り返し古着を引き上げては落とす、引き上げては落とす・・・。日本人なら誰でも思い出すあの日の想起せずにはいられない。個人的には園子温監督の「ヒミズ」という映画を思い出す・・・。

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再構築

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最後の教室

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廃校を利用したカフェ

Hachi Cafe

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家の記憶

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こんな部屋見つけたら飲まずにはいられません(麦茶)

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ぐわっとしてます。

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ステップ イン プラン


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上の看板のタイポグラフィは浅葉克己さんいう人の作品で、前回2009年のポスターの文字を作った方なのですが、これを原宿駅で見つけちゃったのが行くきっかけになりました。ニッポンの大地そのものですね。

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いかがでしたでしょうか。写真でご紹介することしかできませんが、これはほんの一部です。里山の夜で現代舞踊を観たり、心地良い音楽の作品だったり、食堂の女将さんと仲良くなったり、河原で冷たい水に手を入れたり、わずか3日でも"僕の夏休み"気分が充分に味わえます。

疲れちゃった日本に0年代ぐらいから芽生えた「癒し」だったり「地元回帰」だったり、最近ではこんなイベントが各地で行われています。今年の「大地の芸術祭」は終わってしまいましたが、同じ制作陣による「瀬戸内国際芸術祭」が備讃瀬戸(びさんせと)と呼ばれる地域で開催されています。次回、2013年開催。いかがでしょうか。

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