「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」などのデザイン展をデザイナーチームで見に行ってきました
はじめまして、こんにちは。6月よりメンバーに加わったデザイナーの飯山です。
シナップでは各々の知見を高める新たな取り組みとして、ディレクターチーム、エンジニアチーム、デザイナーチームに分かれて勉強会をしています。
今回はその一環で、デザイナーチームで「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」をはじめとするデザイン展を幾つか見に行ってきました。
まずはこちら。藤原 大ディレクション「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」。
会場に入ると大きな江戸風鈴。外の暑さも忘れ、音色とその佇まいに癒されます。
さて、この企画展ですが、展覧会ディレクター藤原 大氏が生み出した「カラーハンティング」というデザイン手法に沿って、それぞれの専門家、研究者、教育機関、学生などが参加して制作された19の作品が紹介されています。
カラーハンティングとは、自然や都市に存在する現実の色を紙片に写し取っていく、色を採取する行為のことで、そうして採取した色からはじめるデザインがここでは展開されていきます。
野生のライオンの色で作られた靴が、赤い大地に見立てたテーブルの上を走る「ライオンシューズ」。
のこしたい色として、鮮やかな羽色が並ぶ「世界色遺産01 朱鷺」。
目盛りのない温度計にメモリ(記憶)を与える「動く色」。
肌の色と同じ色の眼鏡があったら?「肌色メガネ」。
電子銃で壁に色をぶつける「遊ぼう!カラーシューティング」。
最後に、自分の未来のイメージカラーを選んで、シールでペタッ。
子供から大人までがデザインのきっかけとして、色に興味を持てる展示が他にもたくさんあります。
モノ、空間、情報など自分の身の回りの全てが持つ色も、メッセージや意味に溢れていますよね。自分がデザインで用いる色もそうでありたいと思いました。
21_21 DESIGN SIGHT企画展 藤原 大ディレクション「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」
http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/2013/7162.html
会場:21_21 DESIGN SIGHT
開催日時:2013年6月21日(金)~10月6日(日)
続いてはこちら。「日本のグラフィックデザイン2013」。
日本グラフィックデザイナー協会が発行する年鑑『Graphic Design In Japan』の2013年度版掲載作品から、約300点が実物と映像で展示されています。
ここに行けば、日本のグラフィックデザインの現在が見れるといっても過言ではないはず!
東京ミッドタウン・デザインハブ第40回企画展
http://www.designhub.jp/exhibition/2013/06/03-2138.html
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
開催日時:2013年6月15日(土)〜8月4日(日)
少し趣きが変わってこちらは「生誕250周年 谷文晁」。
関東南画の大成者・谷文晁の展示も見てきました。
この方、10歳の頃から画を学んでいて、人脈も広い方だったようです。
とても繊細なタッチの日本画や、趣き感じられる山水画の他にも洋風画タッチの作品もあったりと、文晁の表現の幅を感じられる展示です。多種多様な画風を吸収する意欲など、見習うところは大きいです。
館内撮影禁止だったため写真でお伝えはできないのですが、是非足を運んでみてください!
サントリー美術館「生誕250周年 谷文晁」
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_3/?fromid=topmv
会場:サントリー美術館
開催日時:2013年7月3日(水)~8月25日(日)
おまけは「風鈴彩祭」。
約500個の色とりどりの風鈴が3フロアに渡って展示されていて、目と耳で涼を感じることができます。
手元の団扇で扇いでひとつひとつ音色を聞いたり、時間になると一斉に風鈴が協奏曲のような涼やかな音色を奏でる東屋もあったり。
館内の店舗で購入もできるのです!
東京ミッドタウン「風鈴彩祭」
http://www.tokyo-midtown.com/jp/summer/2013/furinsaisai.html
会場:東京ミッドタウン ガレリア館内各所
開催日時:2013年7月19日(金)~8月18日(日)
今後もシナップ デザイナーチームでは様々なデザイン展から学んだものを、日々のデザインに活かしていきたいと思いますので、ご期待ください!
以上、今年の夏は風鈴にはまっている飯山がお送りしました!