"逗子子どもフェスティバル"に出展!イベントへ参加して気づいたこと

2016.04.12

zushikodomofes-01.jpg こんにちは、久保田です。突然ですが、昨年冬にシナップ有志メンバーがクリスマス企画「サンタグロース」を公開したことを覚えていますでしょうか?その企画を春バージョンにリメイクして、神奈川県逗子市で開催された「第10回逗子こどもフェスティバル」に参加してきましたので、その感想をお伝えします!春休み真っ最中の子どもたちがたくさんゲームで遊んでくれましたよ:)

"逗子子どもフェスティバル"とは?

"逗子子どもフェスティバル"は逗子文化プラザ複合施設で春休みに開催されている、子どもを中心としたコミュニティづくりのための場と、子どもも大人も一つの場所で互いに楽しく過ごし笑顔になる場作りを目指して開催されているイベントです。 シナップが参加した第10回目は、「未来のオトナたちへー。今と未来について、オトナもこどもも一緒になって感じて、遊んで、考える。」をテーマとし、2016年3月26日(土)〜27日(日)の2日間で開催されました。

シナップ出展作品

zushikodomofes-02.jpg 昨年冬にシナップ有志メンバーでクリスマス企画「サンタグロース」を制作しました。サンタグロースはスマートフォンとPCが連動したゲームで、スマートフォンを振ることでサンタを育て、そのサンタをPCサイトへ送る事ができ、みんなでたくさんのサンタクロースを育てようというインタラクティブなコンテンツになっています。
このサンタグロースをイベント会場で使用できるように改良して、逗子こどもフェスティバルに出展しました。

実際に遊ぶ子どもたちを観察して気づいたこと

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自分たちが作ったゲームで遊ぶ子どもを実際に見て気づいたことがありましたので、いくつかご紹介してみようと思います。これらは、ユーザーが大人でも共通して言えることかもしれません。

ストーリー(世界観)の説明は大多数の子が読まない

このゲームが一体何なのかというのは、直接口頭で説明する必要がありそうだなとイベント前から思っていました。恐る恐るブースに来てくれた子どもたちに歩み寄りたい気持ちもあり、一人ひとりにスマホを渡しながら説明しました。子どもたちは話を聞いてくれていましたが、理解していたかと聞かれるとちょっと不明です。。

遊び方の飲み込みが速い

遊び方は簡単にボードでも用意しておいたのですが、ストーリーの説明と合わせて私たちが教えながらゲームをやってもらいました。初回は、言われたとおりにスマホを振り、キャラクターを大きなスクリーン(プロジェクターで投影したパソコン用のwebページ)に飛ばします。ざっくり言うとやることはこれだけなので、二回めはほとんどの子が一人で遊ぶことができました。

中毒になるポイントは「コンプリート」と「連打」

キャッチする星の数によって変化するキャラクターは全部で5種類です。そのことを伝えると、全種類出したくなるらしく、何度も繰り返し遊んでくれました。また、単純な動作のくり返しがツボにはまるのか、おまけで設けたキャラクターをジャンプさせるボタンを連打している子がたくさんいたのも印象的でした。

嬉しい感動は手元にあったものが別の画面に移動するとき

このゲームの終盤はスマホの中にいるキャラクターを指でスワイプすることで、大きなスクリーンに移動させる仕組みになっています。その時間差を少し設けているため、一瞬どこにもキャラクターがいなくなります。「大きなスクリーンに無事来るのかな!?」「来るかな?来るかな!?」という絶妙な間が、良い演出になっていました。

スマホの振り方が大人とは違う(全身を使って振る)

スマホを振ってと言われると、大人なら手首を揺らして振る方がほとんどだと思います。子どもは手首よりもヒジを軸にして動かしているようでしたが初めのうちは大人が振る動きに近いものでした。しかし、夢中になってくると激しく全身をつかって動かしていました。 逆に、全身を使った動きをしてしまうことを利用した企画を考えてみるのもおもしろそうです!

2つの動作を同時にするのは難しい

「振って」星を落とし、「左右に傾け」て移動しながら星をキャッチするゲームだったのですが、それを一度に子どもがするのは困難そうでした。また、振ることに夢中になっている子どもたちに「傾けるんだよ」と伝えるのが私に難しいという問題もありました。。 単純なゲームの場合は、1つの動作の方が分かりやすくて燃えるかもしれません。もちろん中には、振ることと傾きも調整することができる子もいました。

ボタンのラベルは文字より記号もあったほうが良い

「つぎへ」というボタンがあっても、「ここを押すんだよ」と教えてあげないと分からない子もいました。右矢印など記号やアイコンもあったほうが子どもには伝わりやすかったかもしれません。

最後に

今回イベントに参加してみて、実際に操作しているところを観察することの重要性を再確認できました。 また、遊んでいる様子を見て反応を直接感じられたことは、物作りをするモチベーションにも繋がりました。子どもたちが喜んでいる姿を間近で見ることができ、とても嬉しかったです。
遊んでくれたみなさんありがとうございました!

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