2017年スマホ対応を終えたサイトが次に取り組みたい7つのトレンド

2017.03.29

201703next7_1.jpg こんにちは、3月にシナップに入社しました沓掛です。

いきなりですが、Webサイトのスマホ対応はすでにお済みですか?
まだという方はぜひシナップにご相談いただければ!と思いますが、この記事に関心を持たれた方は、すでにスマホ対応を終え、この先サイトをどう成長させていこうか、どのような改善ができるかと考えているのではないでしょうか。

今回は関係者の方々にお送りしている冊子『SINAPJournal 2017 Winter』で特集しました「2017年スマホ対応を終えたサイトが次に取り組みたい7つのトレンド」の記事をご紹介したいと思います。 シナップスタッフのコメント付きで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

7つのトレンド一覧

1.DMP + MA(データ マネジメント プラットフォーム + マーケティング オートメーション )
2.A/Bテスト・スプリットテスト
3.MFI (モバイル ファースト インデックス)
4.オウンドメディア
5.AMP (アクセラレイティッド モバイル ページ)
6.データビジュアライゼーション
7.プロトタイピング/UI改善

1. DMP + MA (データ マネジメント プラットフォーム + マーケティング オートメーション )

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DMPとは「データ マネジメント プラットフォーム(Data Management Platform)」、MAは「マーケティング オートメーション(Marketing Automation)」の略称です。

近年、DMPとMAの両方の機能を備えつつも、低コストで利用できるサービスが登場してきました。
DMPは顧客のさまざまなデータを蓄積し、一元管理するデータベース。MAはあらかじめ定めたシナリオとDMPに貯めたデータを元に、顧客一人ひとりに合わせ最適なタイミングで最適なアプローチを実施できるプラットフォームです。 難しそうに感じますが、例えばサイトを訪れたユーザーの行動履歴から興味のあるコンテンツを配信したり、これまでの購入履歴から好みに合った製品をオススメしたり、設定したシナリオに合わせて自動的にアクションを配信することが可能です。

自社の基幹システムやCRMデータとDMPを連携することで、それらのデータも一元管理することができ、マーケティングへの活用がスムーズになります。(導入するサービス次第ですが)外部サービスとの連携も豊富で、例えばLINEビジネスコネクトと連携すれば、ユーザーに最適なタイミングでLINEでメッセージを送ることが可能になり、Yahoo!DMPと連携すれば、自社のDMPで保有するデータ以外にも、Yahoo!APANのビッグデータをマーケティング活動に活用できるようになります。他にもオフラインの購買データやBIツールなど、様々なインプット、アウトプットと連携することが可能です。

DMP/MAツールは単に導入するだけでは活用することができません。シナップではUXデザインとセットでの導入支援をオススメしており、まずは小さく始めて、徐々に効果がある箇所へ拡張していく、段階を分けた導入をオススメしています。

■ディレクター 三国

DMPやMAは単にツールの利用だけではうまくいきません。サービスの目的やユーザーの購買ストーリーを定義し、各ステップ毎にどんなコミュニケーションを取るか、仮説検証のサイクルを通して最適化していきます。シナップではツールの導入相談はもちろん、こうした一連のサイクルのファシリテーションもお手伝いしております。ぜひご相談ください。

2. A/Bテスト・スプリットテスト

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A/Bテスト・スプリットテストはその名の通り複数の案の中からどの案がコンバージョンが高いか、画面を出し分けることによってテストする手法です。近年こうしたA/Bテスト・スプリットテストツールはMAツールの機能として搭載されていることも多く、従来よりも比較的手軽に導入することができるようになりました。また、その結果もリアルタイムで見られるものが多く、スピーディなサイト改善に役立てられています。

■デザイナー 富川

ツールの導入というと敷居が高く感じるかもしれませんが、最近では手頃で使いやすいものが増えており、すぐに導入可能です。むしろスプリットテストでは、どんなテストを優先的に行うか、仮説の勘所が肝になってきます。 シナップではクライアントと週単位でテストを回しながら、継続的に取り組むケースが増えてきています。

3. MFI (モバイル ファースト インデックス)

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Googleは2016年11月、検索のためのインデックス方法を従来のPCサイトからモバイルサイト優先に変更することを発表しました。これがMFI(モバイル ファースト インデックス)と呼ばれるものです。

この変更で影響を受けるのはデスクトップ版、スマホ版とページを出し分け(もしくは別々のURLで運用)、かつスマホ版がデスクトップ版の簡易情報しか掲載されていないようなサイトです。こうしたサイトは今後スマホ版の方がインデックスされるためSEOに大きな影響がでると思われます。逆にレスポンシブデザインなどデスクトップ版、スマホ版でソースが同一である場合は影響がないので一安心です。

■ディレクター 内藤

googleは正式な変更時期は未定としていますが、すでに多くのユーザーが検索による情報収集をスマートフォンで行っていることを考えると、ごく近い未来に公開されると思います。取り急ぎの対策はもちろん必要ですが、これを機にユーザーがどういうシチュエーションとキーワードでサイトに訪れるのか見直しを行い、よりユーザーに最適化されたものを提供できるようにしたいですね。

4. オウンドメディア

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オウンドメディアは自社の運営するウェブマガジンやブログなどを指すのが一般的です。最近ではバナー広告などのいわゆるペイドメディアやSEOでの集客に限界を感じ、ユーザーとの長期的な関係づくりなどをめざしてオウンドメディアを活用する企業が増えています。SNSやペイドメディアとうまく組み合わせ、良質で専門的なコンテンツを配信することにより、自社の認知や信頼をあげ、顧客ロイヤリティ向上に活用されています。

■エンジニア 野原

オウンドメディアの運用をお手伝いするケースが増えてきました。シナップではオウンドメディアチームの立ち上げからライターのアサイン、取材・撮影の手配、サイトの構築・運用までワンストップで行うことができます。オウンドメディアの立ち上げをご検討される際はお気軽にご相談頂ければと思います。

5. AMP (アクセラレイティッド モバイル ページ)

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AMPはGoogleやTwitterなどが共同で参加しているプロジェクトで、モバイルページを高速に表示する仕組み/規格の名称です。実装にはAMP HTMLという書式に沿ってHTMLを記述する必要があります。Googleでは昨年からAMPで制作されたページを検索結果のカルーセル部分で表示し、このカルーセルから記事へ遷移すると高速で表示できるようになりました。日本でもニュースサイトをはじめとした様々なサイトでAMP対応を進めています。

■エンジニア 野原

通常の検索結果画面にAMPページが反映されるようになってからAMP対応したページを開く機会が増えました。 Googleは四半期ごとにロードマップを公開しており、新機能の実装が着々と進んでいます。コンテンツの向き不向きやコストとの兼ね合いなど本格的な導入には少し慎重になりますが、今後の動向には目が離せないですね。

6. データビジュアライゼーション

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多くのサイトでは日々たくさんのデータを収集し、サイト改善やマーケティングデータとしてビジネスの成長に役立ています。こうしたデータはせっかく収集しても活用できなければ意味がありません。その活用しやすさのキーを握るのがデータを視覚化するデータビジュアライゼーションです。BI、ダッシュボードとも呼ばれますが、QlikView、Tableauをはじめ、昨年はGoogleもGoogle Data Studioをリリース。データ共有のあり方が見直されそうです。

■ディレクター 内藤

データというと少しとっつきにくい印象で脳が閉じてしまう気がするのですが、ビジュアライズされていれば、専門知識がなくてもデータとデータの関連性や傾向への理解が早くなり、課題発見やアイデア出しを活発に行うことができます。チーム全体の生産性があがったという事例も多数あるので、これからも意識して取り組んでいきたいですね。

7. プロトタイピング/UI改善

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UIの改善がサービスの質を向上させ、ビジネスを成長させることに疑問の余地はないでしょう。あらゆる企業が2017年も引き続きUIの改善に取り組むと思われます。 なかでも注目されているのがプロトタイピングツールを用いた迅速な仮説検証、また前述のA/Bテストなどによるデータドリブンの改善です。
ユーザーが感覚的に操作する部分をロジカルなデータで裏付けることによって、デザインの精度は飛躍的に向上しそうです。

■クリエイティブディレクター 大川

プロトタイピングツールの活用や、A/Bテストでデータを検証しながら進める方法など、デザインのフローや手法も大きく変わってきました。サービスの成長に応じてUIも変化していくのが常で、見た目も使いやすさもニーズにあわせて進化していくのがこれからのUIデザインに求められると思います。

さいごに

7つのトレンドの中で気になるものはありましたでしょうか。

スマホ対応を終え、さらにトレンドを取り入れてみたいというご担当者の方は是非シナップまでご相談ください!

また、『SINAPJournal 2017 Winter』のPDFを全てご覧になりたい方は、下記よりダウンロードいただけます。ぜひチェックしてみて下さい!

ダウンロード(2.6MB):SINAPJournal_2017w.pdf

サービスの成長を目指し、様々なお手伝いをしています。

シナップは、クライアントのビジネス立ち上げ、サービスの継続的発展をサポートすることを得意としている会社です。UI改善はもちろん、オウンドメディア戦略、DMP導入支援などマーケティング戦略に基づく様々な改善活動に関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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