【Web業界やIT業界で働く新人さん向け】シナップの新人研修をご紹介
こんにちは、村田です。
今回はシナップが行っている新人研修についてご紹介します。
この規模の会社では珍しいかもしれませんが、かなりの時間を割き、しっかりとした研修を行います。
(私の場合は週に2回、1回約3.5時間を入社から5ヶ月間、現在進行形で行っています。周りの先輩方のお話を聞くと、期間は平均半年程度でした。)
なぜこんなに時間を割くのかというと、入社したスタッフが業務に入りやすいようにするためのケアであり、また、シナップのスタッフとして職域に関係なく一定以上のプロとしてのパフォーマンスが求められるからでもあります。
研修の主な内容は、会社理解やクライアント理解から始まり、web業界で働くための知識や、ビジネスマンには必須の論理的思考能力を鍛えるものなど、多岐に渡ります。
今回はその中でも、全員を対象にした研修について抜粋してご紹介します。
本ブログ記事の目次
1. Webリテラシー
著者:標準ガイドブック制作プロジェクト
Web業界で働くために最低限必要な知識を身につけることが目的です。
こちらの本の各章を要約し、研修参加メンバーや講師である代表の坂西の前で、自分の言葉で説明することで理解度を測ります。
また、説明した章に関する最近のトピックや歴史について補足してもらい、メンバー内でディスカッションをすることで更なる理解を深めます。
2. WBS
プロジェクト進行には欠かせないWBS。
WBSとは、Work Breakdown Structureの略で、プロジェクト内のやることを出来る限り具体的に想像してタスクとして洗い出すことです。
WBSを作ることで、プロジェクトの妥当な時間とお金を考えることができます。
より詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
社内勉強会レポート「プロジェクトを【うまくやる】ためにできること」 | SINAP - 株式会社シナップ
研修では、ワークショップのテーマとして「シナップがオフィス移転する」と設定し、タスクの洗い出し、依存関係の整理、タスクを実施するのに必要な工数、期間を考え、各々発表しました。
オフィス移転を経験したことのないメンバーで取り組んだのですが、タスクは合計120個ほど出すことができました。
しかし、ワークショップを進めるにつれて、タスクの洗い出しの甘さにより依存関係の整理がうまくできず、手戻りしながら進めることにもなり、タスクの洗い出しが甘かったね、という反省もありました。
ディレクターは、別途Omniplanのツールを使用し、実際のプロジェクトを想定したワークショップ型の研修を行います。
3. GTD
GTDとはGetting Things Doneの略で、シナップで推奨されているタスク管理の手法です。
日々忙しい中、「あれやらなきゃ。」「これもやらなきゃ」と考えつつ行動すると、抜け漏れが発生したり常に追われている感覚に陥ることがあると思います。
GTDによってタスクを管理することで、「あれやならきゃ」から解放され、生産性を高めて仕事に取り組むことができます。
詳細についてはこちらのサイトがわかりやすく説明されているので、ご覧ください。
GTD歴6年目の私が、これ以上ないくらい丁寧に解説します | BrownDots
研修では、GTD管理ツールを使用し、それぞれが抱えているタスクについてオンオフ関わらず洗い出し、出したタスクの分類を行いました。
使用したツールは、スマホアプリとブラウザは無料、PCアプリも1ヶ月間は無料なので、気になる方はぜひお試しください。
GTD管理ツール Doit.im
4. ロジカルシンキング
詳細は別のブログで近日公開予定のため、ここでは概要についてご紹介します。
分類と分解
物事をMECE(漏れなく・被りなく)かつ、多面的に捉える力を鍛えることが目的です。
誰が見ても迷いなく分類できる、機械に任せてもミスなく分類できるようにするために、例えば、重さや長さなどの数字で分ける、色で分ける、種類で分ける...などなど切り口をたくさん見つけていきます。
この考え方は他のロジカルシンキングの研修でも重要となってくるため、様々なお題で日々分類しました。
分類したものの例はこちらです。
目的を設定せずに分類したもの:乗り物、書籍、野菜など
目的を設定して分類したもの:道路の維持開発のために税金を徴収します。税金を徴収するための乗り物を分類してください。など
ピラミッドストラクチャー
主張と根拠の構造的に図示化するものです。
構築のステップについてサンプルで作成したものはこちらです。
主張に対しての問いをボトムアップで考えていき、ピラミッドストラクチャーが完成したらボトムアップでもトップダウンでも整合性の取れた文章となっているか確認することが大事です。
考え方に慣れるため、お題を変えて3回ほど作成しました。
SWOT分析、SWOTクロス分析
SWOT分析とは、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つに整理した上で、今後の戦略を考えていく方法です。
シナップでは、クライアントのビジネスの立ち上げ、サービスの継続的発展をサポートしており、ビジネス分析のためにも、SWOT分析の考え方は必須となります。
研修では、「WEB業界で自分の価値を高めて成長していく」というお題で、内部環境として自分の強みと弱み、外部環境として世界、日本、WEB業界、シナップの置かれている環境を整理し、戦略を立てていきました。
状況を整理し文章化することで、自分たちのの可能性について意外な道に気づくこともできた研修でした。
5. エンジニアリング
Webサイト制作の開発工程における基本的な知識を身につけることが目的です。 html、cssの基本的な知識、コーディング実習、CMSの知識としてMovable TypeとWordPressの特徴などをシナップのエンジニアが講師となって行います。
以上がシナップの基本研修となります。
この他にも、職種ごとに応じた研修が用意されており、各職種に必要なスキルを鍛えることができます。
今回はアジェンダのご紹介までとなりましたが、今後はロジカンルシンキング研修の中身を詳しくご説明したものや研修に使っている書籍についてご紹介する予定です。
どうぞご期待ください!
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