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第5回 モバイルフレンドリー対応:「スマホで読まれる文字数は?」

こんにちは、内藤です。

モバイルフレンドリーの連載、第5回目です。前回から大分経ってしまいましたね。。。すみません。 さて、前回は「続きを読む」の機能は世の中のウェブ的に使われているのかどうなのか、実装する理由はどういったものなのかについて考えました。記事を読んでくれた皆さんはどうお考えになったでしょうか。

今回は、引き続き"記事が読まれること"を主目的とした30サイトを対象に、1記事あたりの文章量について調査してみました。各サイトの中からランダムに5つの記事をピックアップして、1記事あたりの文字量と1パラグラフあたりの文字量について計測しています。計測には、こちらで公開されている文字数カウント用のブックマークレットを使いました。1記事あたりの計測には、見出しも含めた文字量、1パラグラフは見出しを含まない文字量となっています。

では第5回、いってみましょう。

<SINAP モバイルフレンドリー対応 連載>
第1回:「スマホで読まれる文章とは?」
第2回:「GoogleとAppleの推奨フォントは?」
第3回:「スマホサイトで指定すべき最適なフォントサイズとは?」
第4回:「スマホサイトの「続きを読む」は必要か?」
第5回:「スマホで読まれる文字数は?」
第6回:「記事をページ分割するメリット・デメリット」

1記事あたりの文章量の平均は1000〜1500くらい

こちらがカテゴリごとに集計した1記事あたりの文字量の結果です。

世の中のスマホサイトの文章量はこんなかんじの調査結果

各サイト、各記事の結果の詳細はここで公開しているので合わせてご覧ください。

先程も述べましたが、今回の調査ではランダムに記事をピックアップしています。そのため、文字量が極端に多いものも少ないものも入ってきているので、平均値だけでなく中央値もとってみました。比較的文字量の少ないサイトで200文字、多いサイトになると500文字くらいの差がありました。中央値〜平均値くらいが各カテゴリの平均文字量と思っていただけるといいのかな、と思います。

結果を見ると、カテゴリごとに結構ばらつきがありますね。全体を通した平均は、1000〜1500文字でした。

ニュースをじっくり読ませるよりは情報を早く伝えることを主目的としている新聞社サイト、文字で情報を伝えるというよりはTwitterや動画の引用が多く記事の量で勝負をしているバイラルメディアは、1記事あたりの文字数が少なめになっています。

一方で、テーマに対して深い考察の多いウェブ制作ブログは、1記事あたりの文字量は多めになっています。時事性を意識しながらも比較的情報をしっかり伝えることを目的としているIT系ニュースと趣味系サイトはバランスがとれているのか、割りと全体の平均値(と中央値)に近いですね。

個人的な感覚値では、1,500文字までがベスト
3,000文字くらいが限界

今回調べた記事を実際にスマートフォンで読んでみましたが、個人的に「スマートフォンで読むならこのくらいがいいな」と思ったのは1,500文字くらいでした。スマートフォンで記事を閲覧している状況(スキマ時間や電車の中)を考えると、そこまで記事とちゃんと向き合っているわけではないので、文字量が多いとやはり読むモチベーションが下がりますね。

良質な記事であれば、Pocket等の後で読む機能を使いますが、一度記事から離れてしまうと中々戻って来れなくて、ただ「読まなきゃリスト」が溜まっていくのは私だけではないはず。面白いな、と思って読んでいたとしても3,000文字ぐらいが限界だなと感じます。

日本人が1分間に読める文字数の平均は400~600字らしいので、1500文字は2,3分で読める程度、そろそろ飽きてくるであろう3,000文字は5分程度のボリュームですね。

皆さんにも体験してもらえるように、今回の調査対象の記事の中でインデックスになりそうな文字量の記事を上げてみました。ぜひスマートフォンでご確認ください。

  • だいたい500文字(505文字)の記事
    http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASS0ISS12_U5A410C1000000/

  • だいたい1,000文字(1,002文字)の記事
    http://tabi-labo.com/113619/vapor-ussgeorgewashington/

  • だいたい1,500文字(1,490文字)の記事
    http://memo.goodpatch.co/2015/03/good-atom/

  • だいたい2,000文字(2,006文字)の記事
    http://www.sankei.com/smp/column/news/150414/clm1504140001-s.html

  • だいたい3,000文字(3,048文字)の記事
    http://jp.techcrunch.com/2015/04/14/20150411whatever-happened-to-paas/

  • だいたい4,000文字(4,116文字)の記事
    http://www.sekai-lab.com/times/?p=2914

  • だいたい5,000文字(5,169文字)の記事
    http://memo.goodpatch.co/2015/02/clue/
  • 記事には文字だけでなく画像や動画も掲載されますから、記事によっては結構なボリュームに見えることもありますね。

    1パラグラフあたりの文字量は100文字程度

    こちらは、1パラグラフあたりの文字量の計測結果です。

    ちなみに、パラグラフの定義は基本的にhtmlのpタグで見ているのですが、全体を見て視覚的に1塊となっているものはタグを気にせず私の恣意的な判断でパラグラフとしています。

    世の中のスマホサイトの文章量はこんなかんじの調査結果

    こちらはそこまで平均値と中央値の差がないですね。また、カテゴリ別に見ても、バイラルメディアが60文字と少なめではありますが、全体として見ると大きな差がありませんでした。

    ちなみに100文字のパラグラフは、このくらいの文章量です。

    ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
    100文字ってこのくらいの文章です。100文字ってこのくらいの文章です。100文字ってこのくらいの文章です。100文字ってこのくらいの文章です。100文字ってこのくらいの文章です。100文字ってこのくらいの文章です。
    ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

    意外と短いと思いませんか! 私もこうやって会社のブログ記事を書かせてもらう機会が多いのですが、書いているとツラツラとつい200文字、300文字くらい書いてしまうので気をつけなければと思う今日このごろです。

    書いている側はPCを使って書いていることが多いと思うのですが、実際にその記事を読む方はPCの表示幅の何倍も小さい画面幅で閲覧しているので、コンテンツ提供側の意識を改める必要がありますね。

    まとめ

    以上の調査から、世の中のサイトでの1記事あたりの平均は1,000〜1,500文字程度、1パラグラフあたりの文字量は100文字程度で作成されていることが分かりました。サイトの目的、方針によっても変わってくるものですが、モバイルを意識したコンテンツボリュームの1つの基準として捉えていいのでは、と思います。

    ちなみにこの記事は2,000文字以内にまとめるを目標に書きました。連載のエリアを除いて、ご紹介したURLは含めて、ここまでで大体2,600文字になってしまいましたが、、、皆さんには最後まで読んでいただけていればいいなと思います。

    <SINAP モバイルフレンドリー対応 連載>
    第1回:「スマホで読まれる文章とは?」
    第2回:「GoogleとAppleの推奨フォントは?」
    第3回:「スマホサイトで指定すべき最適なフォントサイズとは?」
    第4回:「スマホサイトの「続きを読む」は必要か?」
    第5回:「スマホで読まれる文字数は?」
    第6回:「記事をページ分割するメリット・デメリット」