コミュニケーション不足になりがちなリモートワークの救世主?!お茶会のすすめ。〜その目的・はじまり・やり方・実際の感想までご紹介!〜
こんにちは!Admin 三木です。
シナップが2020年に完全フルリモート体制となり早丸4年。各人の仕事環境や働き方などは、比較的早い段階で熟れてきたように感じます。ただ、一点なかなかこれだ!と思えるものがなかったものがあります。それは……。
「メンバー間のコミュニケーション」
プロジェクトに関わる部分でのコミュニケーションではなく、普段の会話となります。通常出勤していたら当たり前のようにある、給湯室や休憩所で自然発生的に生じる「雑談」これがフルリモートになり物理的距離が離れることで極端に減ってしまったのです……。
雑談がメンバーや会社に与える効果は、とても大きなものです。息抜き、お互いを知ることでより結束力を高める、新しいアイデアを産む可能性etc……。それが発生しないのは、決して見逃せるものではありません。
と、そんな雑談不足になりがちなリモートワーク、シナップではどうしているのか。もちろんまだまだ試行錯誤中ではありますが、シナップでは2022年より下記を実践しています!
【 お茶会 】
前置きが長くなりましたが、本日のブログではリモートワークの雑談不足の解消法?!お茶会をご紹介します。よろしければご覧ください♪
■お茶会って?
まずはそもそもお茶会ってなに?目的は?をご紹介します。
お茶会とは
3-4人の班をつくり、週に一度、1回20~30分を目安に雑談をする。
となります(祝日のある週は実施しない)。話す内容は完全に自由です(その時のノリ)。
ネコがお家にいるメンバーが多かったらネコ話。遠方に住むメンバーが多かったらその土地のこと。その他にもキャンプ好きが多かったらキャンプ、アニメ・ゲーム、おすすめお取り寄せお菓子紹介等々、多岐にわたる話題で盛り上がっています。
意図・目的
- 普段同じプロジェクトがなく交流が少ない人ともコミュニケーションをすることでメンバーの活性化とか風通しのよい職場にできたら良いな
- 相談しやすい人間関係を築くことで孤独感や人間関係のマンネリも防ぎたい
- さらに、チーム問わずチームワークの向上につながって業務のやりやすさが高まると良いな
このような意図・目的のもと実施しています。
■お茶会のはじまり
次にお茶会のはじまりについて、ご紹介します。そもそもお茶会はどうやって生まれたのでしょうか。
まずシナップには「価値観をすり合わせる会」というものがあります(※1)。メンバー間でより良い仕事をするために価値観をすり合わせていく場なのですが、そこで「フルリモートになったことで今まで以上にコミュニケーションを重要視する必要があるのでは?」という考えが出ました。
そこで時間が許す限り各人の考えを擦り合わせした結果、擦り合わせだけではなく解決を目指そうとなり、後日解決のための時間を別で設けました。そして、その中で雑談についても注目。その重要性を互いに認識し、雑談を増やすためのアイデア出しを実施。その際に出てきたアイデアが、現在のお茶会につながりました。
〈話し合いの際、実際に使用したfigjam〉
※1 価値観をすり合わせる会の補足
年に2回、各メンバーにより良い仕事をするためにどうしたらいいかのアンケートを実施。そこから出た話題に対し、他メンバーと意見を交わしお互いの価値観をすり合わせ 、自分とは違う考え方があることを知り、新しい視点や気づきを得たり、 お互いを理解しあう場のこと
■お茶会はどのように開催している?
雑談の機会を増やすべくはじまったお茶会ですが、実際どのように開催しているのか簡単ですが説明させていただきます。
- メンバーをランダムに3-4人に分ける(Admin実施/シナップでは専用のシートを使用)
- 前の週の終わりに、班分けを発表(Admin実施)
- 日程を設定(班のリーダー実施)
- 当日Zoom URLを発行(班のリーダー実施)
- 班メンバー集合し、雑談!時間になったらリーダーの音頭で解散!
■開催する上でのポイント
お茶会についてある程度説明させていただきましたが、ここではお茶会を無理なく開催する上でここがポイントかもと思う部分をこれまでの経験を踏まえ、ご紹介です。
- 班分けはランダムであることが重要
→ランダムにすることで、普段話す機会が少ないメンバーと話すことができます
- リーダーになる回数は調整する
→負担が偏らないよう調整するのも大切です
- 祝日の日は「なし」がいい
→祝日がある=稼働できる時間が減る。無理なく続けるためには祝日がある週はお茶会おやすみがおすすめです
- 忙しすぎる時はスキップOKにする(スキップしたいですと班メンバーに連絡)
→こちらも祝日と同様、余裕がない時はスキップOKが良いのではと感じています(強制では業務に支障も出て、億劫にもなる)
- 班分けは3〜4人がちょうどいい
→オンラインの性質上、人が多すぎると発言しにくくなるため3、4人がおすすめかなと思います
- 基本は20分とし、盛り上がったら30分までと少しゆるく時間設定する
→きっちりしすぎると雑談の自由さが薄れてしまうため、少しゆるく設定するのが良いかもしれません
- お茶やお菓子も準備するとより楽しい
→これはかなり個人的な感想ですが、お茶会の名の通りお茶や好きなお菓子を準備して参加すると、より息抜き度が高まりたのしいです。笑
■メンバーの感想
最後に、実際にお茶会を経験しているメンバーにお茶会の感想をもらってきましたので、いくつかご紹介します♪
- 仕事であまり関わることがないメンバーと雑談できる良い機会になってます。プライベートの話が主なので友達と話しているような感覚でリラックスもできるので癒されます(小茅)。
- お茶会で普段話さない人と雑談できて楽しいです。リモートで雑談が難しい中、週30分の機会は貴重。オススメの料理や話題のマンガを教えてもらえるのも嬉しいです(三國)。
- 4人以上の集まりになるとどうにも聞きに回ってしまうので、3人でのお茶会は結構喋りやすいです。内容も近況の話から業務や趣味など多岐に渡ります(村山)。
- リモート前はランチに一緒に行きがてら雑談していたので、代わりの機会になりうれしいです。事前の準備もなにもせず、ぼ〜っと話せる時間が良い息抜きになります(村田)。
- フルリモートになってすぐの頃は業務で関わるメンバーとしか話す機会がありませんでしたが、お茶会の仕組みが出来てからは色んなメンバーと話す機会が出来ました。少人数、20-30分という時間の長さ、週1回の頻度が話しやすさやコミュニケーションの機会としてちょうど良いと感じています(小川)。
- 自分みたいな新人には特にありがたいです。忙しい先輩方にリモートワークで話しかけるのは至難の業ですから...。先輩方を知れる良い機会になっています(平木場)。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?リモートワークだとどうしても不足しがちな普段のコミュニケーションですが、あえて「雑談をするための時間を業務時間中に設ける」というのも、解消のひとつになるかもしれません。良いコミュニケーションを取り合えるよう、お茶会のみならずまだまだ試行錯誤を重ねていきますが、少しでも参考になりましたら幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!(最後に実際のお茶会シーンを……笑)