2024年4月 『サイト改善の専門家』が選ぶ、サイト改善に役立つニュースまとめ
こんにちは、シナップのグロースチームです。
2024年4月のサイト改善、サイトグロースに関する、シナップが気になった記事をまとめてお届けします!
GA4 の標準イベント計測でも分析できるユーザー解像度の高め方(JADE)
https://blog.ja.dev/entry/blog/2024/04/03/easy-but-effective-way-to-understand-users-with-ga4
記事要約
- ユーザー解像度の重要性: ユーザー解像度を高めることが分析の質に直結し、データから派生した洞察の質を向上させることができる。解像度が低いと分析の失敗に繋がる事例が示されている。
- 解像度を高める分析法: 3W1H分析(誰が、いつ、どこで、どのように)を利用して、ユーザーの行動を詳細に理解し、ウェブサイトの改善点を特定する。
- GA4 の活用: GA4 の標準イベント計測を利用しても、カスタムイベントなしでユーザー解像度を高める分析が可能。GA4 における様々なディメンションがユーザー理解に役立つ。
- Looker Studio の使用: GA4 と連携した Looker Studio を使用して、データのクロス集計やフィルタリングを行うことで、より詳細なユーザー分析が可能になる。
シナップコメント
自分たちのWebサイトやアプリは、誰が、いつ、どこで、どのように利用しているのか?この記事では「ユーザー解像度を高める」方法を解説しています。ユーザー解像度が低いことによる分析失敗例や、GA4 で行う解像度を高めるためのUser(3W1H)分析などわかりやすく解説してくれています。
データ分析開発合宿を開催しました~自社サービス改善のためのデータ分析事例紹介~ (NTT Communications Engineers' Blog)
https://engineers.ntt.com/entry/2024/03/29/112243
記事要約
- データ分析合宿の目的:NTT Communicationsでは、社内部署横断でデータ分析合宿を開催し、自社サービスの課題解決を図りました。社員がデータ分析を行い、具体的な改善提案をサービス部門へフィードバックしました。
- 具体的な分析事例:NeWorkでは、バブル滞在時間や通話・画面共有時間の分析を行い、チャーン率低下のための施策を提案しました。Node-AIでは、ユーザーの使用停止傾向を分析し、UI改善を提案。SDPFでは、IPアドレスからのアクセスパターンを分析し、システム改善のためのデータを提供しました。
- 施策の実施と結果:各チームが提案した施策は実施され、具体的な改善として、ユーザーインターフェースの最適化や新機能の追加が行われました。また、サービスの使用状況に関するフィードバックを通じて、継続的な改善が図られています。
- 今後の展望:この合宿を通じて得られた知見を基に、今後もデータを活用したサービス改善を推進し、内部のデータ利用文化をさらに育てていく予定です。
シナップコメント
NTT ComのサービスであるNeWork、Node-AI、Smart Data Platform (SDPF) に向けて実施された分析と施策提案をまとめた記事です。サービス改善のために、どのような分析をし、打ち手を考えたのか参考になりました。
生徒の学習を3倍速にした教師のChatGPTの使い方
https://www.jiji.com/jc/v8?id=20240404booknavi033
記事要約
- ChatGPTの教育現場での活用: 教育現場では、ChatGPTを使用することで、生徒の学習スピードが3倍になる事例が報告されています。特にプログラミングの学習において、通常1学期かかる内容を3分の1の時間で達成可能になりました。
- 教師の役割とAIの統合: ChatGPTは教師の分身として機能し、生徒一人ひとりに対して個別のサポートを提供します。これにより、カスタマイズされた学習が実現しており、教師はプロンプトを通じてAIに指示を出すことで教育の質を向上させています。
- AIのカスタマイズの重要性: 効果的なChatGPTの利用のためには、プロンプトの精度が重要です。教師は自らの教育理念やアプローチをAIに反映させることで、生徒に最適な学びを提供します。
- 教育におけるAIの未来: ChatGPTの導入により、教育現場での一人ひとりのニーズに合わせた教育が可能になりつつあります。これにより、教師と生徒の関係はより密接なものとなり、教育の個別化が進んでいます。
シナップコメント
ChatGPTを教育現場で活用した具体例がまとまっている記事です。この記事で紹介されているようなシチュエーションだと、ChatGPTが最大限活用できそうですね。生徒はChatGPTといっしょに多くの部分を進められそうです。素のChatGPTをそのまま使わせるのではなく、きちんと利用用途に合わせてトレーニングすることで他にも様々な使い方ができそうです。
BtoBサイト改善ガイド(才流)
https://sairu.co.jp/guide/btobsite-improvement/
記事要約
- BtoBサイトの基本と改善:BtoBサイトの役割と重要性を理解し、訪れる見込み顧客の特性に基づいてサイトを最適化する。コンバージョン率は1%以上を目指すべきとされている。
- サイトの現状把握とチェックリスト:サイトの現状を把握するための進め方と、各ページ(トップページ、サービス紹介、価格設定など)のチェックリストが提供されている。
- 改善ポイントと効果測定:ホームページやサービス紹介ページなど、主要なページごとの改善ポイントが示されており、具体的な改善方法とその効果測定についても言及されている。
- 教育資料とセミナー:改善ガイドブックの無料ダウンロード、セミナーやワイヤーフレームの利用が推奨されており、実践的な学習リソースとして機能する。
シナップコメント
BtoBサイトの改善方法を網羅的に学べるサイトが公開されました。ぜひガイドブックも無料ダウンロードして、参考になる内容があれば自分のサイトで試してみると良いと思いました。
まとめ
今月のまとめはいかがでしたか?4月もいろいろな記事がありました。
来月もお楽しみに!