恋愛マンガシチュエーションで面白く学ぶ Webガバナンスが必要なシグナル

公開日: 2024.04.10

こんにちは。シナップ大川です。
今回はシナップの活動報告も兼ねた小冊子『SINAP Journal 2024 Winter』に掲載した「恋愛マンガシチュエーションで面白く学ぶ Webガバナンスが必要なシグナル」の記事をご紹介します。

さまざまな部署が制作したマイクロサイトが乱立したり、同じような機能のツールが複数導入されていたり、保守ベンダーが複数社にわかれているなど、こうしたWebサイトやIT資産・ツールの混乱に思い当たる節はないでしょうか。
これらは「Webガバナンス」と呼ばれる戦略、仕組みづくりの必要性を表すシグナルです。
今回はそんな問題が起こりそうなシグナルを面白おかしく恋愛マンガ風にしてわかりやすく解説します!
ぜひ難しく考えず、肩の力を抜いて、お気軽にお読みください!

君の名は…!?
誰も経緯がわからないコンテンツ、契約サービス、IT資産。把握できていない無法状態。

は?辞めた人間の作ったサイトなんて 私が知っているわけないじゃない。

「出会いは最悪だった」は恋愛マンガの鉄板ですが、社内で誰が何のために作ったかわからないサイトとの出会いは悪夢です。
把握できていないコンテンツ、契約サービス、IT資産がある場合は整理が必要なシグナル。運用効率の悪さや契約サービスの過払いはおろか、セキュリティのリスクなども心配されます。早急に見直しましょう。

本当のキミが知りたい——。
ブランドイメージやユーザー体験もバラバラで、愛すに愛せない。

どちらが本当のキミ(ブランドカラー)なんだ…

相手を惑わす二面性のキャラクターが愛されるのは恋愛マンガの中だけ。
実際には迷惑です。
各部署、各チームがそれぞれ思い思いのサイトやコンテンツを制作した結果、デザインがバラバラだったり、言葉遣いのトーンの違いでコミュニケーション体験が変わるなど、一貫性のない表現はユーザー体験の毀損に繋がります。デザインガイドラインなど、統一された指針が必要です。

知りたくなかった真実…。
検討を重ねて導入したツールなのに、別部署では別のツールを新たに利用。

そんな…私の知らないところで、いくつものサービスと契約(付き合って)していたなんて……)

明かされた真実でドラマは盛り上がっても、契約の重複や非効率という真実ではまったく盛り上がれません。
同じサービスやCMSなどの重複契約によるコストの無駄もそうですが、似た機能の別サービスを導入しているケースも多く、いずれも運用効率や学習コスト、セキュリティ管理などの観点では無駄の多い状態。見直しや管理が重要です。

気がつくのが遅すぎた——。
古い資産などにセキュリティのリスクも。把握不足で大惨事の可能性。

オレがもとちゃんとキミのこと(アップデートが必要なCMS)を見ていたら——こんなことにはならなかった——

悲劇的なラストシーンもドラマなら美しいかもしれませんが、自分だったら勘弁してほしい。
CMSやサーバーをその時々で導入していると、アップデートやセキュリティ対策では思わぬコストや手間がかかります。そればかりか、古いシステムを把握不足でそのままにしておいたがゆえにセキュリティのリスクが高まるケースも。大惨事になる前に今すぐチェック。

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シナップはこれまで多岐にわたるプロジェクトでクライアントのWebガバナンスをお手伝いしてきました。

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シナップはサービスの継続的な成長をサポートするデザインコンサルティングです。戦略的から制作・開発、そしてサービスのグロース・運用まで、すべてのワークフローにおいて支援が可能です。

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大川 貴裕
大川 貴裕
Webサイトをはじめ、企業のブランドデザイン、CI/VI開発、グラフィックデザインなど幅広い分野で活躍している。国際的なデザインコンペティションほか受賞多数。近年はWebデザイン専門学校などでUXデザインの講師も行う。

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