こんなサイトにも使われている! 厳選 microCMS 事例集

公開日: 2025.02.20

microCMS は、日本発のヘッドレス CMS で、国産という安心感やサポート体制の充実度、使いやすい管理画面、高い柔軟性が国内で多くの支持を集めています。ヘッドレスCMSの特徴であるAPI を活用することでデザインの自由度が高く、効率的にコンテンツ管理ができる、いま注目のCMSです。

現在では、さまざまな業界で数多くの企業や団体が導入し、プロモーションサイトやブランドサイト、さらには公共機関のサイトなど、多岐にわたる用途で活用されています。

そんなmicroCMSですが、公式サイトではこうした事例を数多く紹介していますので、導入事例を知りたい方はぜひ一度ご覧ください。

microCMS 導入サイト一覧(公式)

一方で、公式サイトは事例が多く掲載されているがゆえに、ザックリとイメージしやすい事例を知るには不向きです。また絞り込み機能があるものの、目的の事例を見つけるのに手間がかかることがあります。さらに、社内などで導入を検討する際にイメージしやすい企業やサービスの導入事例を手っ取り早く知りたい、共有したいなんてことも少なくありません。

そこで本記事では、「こんなサイトにも使われている!」という切り口で、イメージしやすい microCMS の導入事例を(独自視点で)厳選してご紹介します。

microCMS の魅力や可能性を知るきっかけとして、ぜひご覧ください。

公式サイトもご活用ください

ここで紹介する事例は公式サイトの事例一覧を中心に集めた情報で構成しています。
microCMSの公式サイトではこれ以外に多くの事例が掲載されていますので、ここに載っていないから近しい事例がないと諦めず、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

またmicroCMSの公式サイトではインタビューも豊富に掲載されています。ここで挙げた事例でもインタビューのある記事に関してはリンクしていますので、そちらもぜひチェックしてみてください。


ちなみにわたしたちシナップが関わったヤマハミュージックジャパン様との取り組みのインタビューも掲載されています。こちらもぜひご覧ください。

導入事例:【ヤマハミュージックジャパン様】サイト更新のリードタイムが2週間→数日に。microCMSでブランドの特色を表現できるサイト運営を実現

さて、前置きが長くなりましたが、それではいってみましょう!


※ 掲載の情報は2025年2月17日現在のものです。内容は変更になる場合がありますので、最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

コーポレートサイト

バンダイナムコオンライン

https://www.bandainamco-ol.co.jp/ja/

世界的なエンターテインメント企業であるバンダイナムコのコーポレートサイトでは、microCMS を利用して情報を効率的に発信しています。開発環境、技術スタックは調べたところによるとmicroCMS、AWS Amplify、Eleventy。規模の大きい企業でも、迅速な情報更新が可能な点が採用の理由と言えます。採用サイトもmicroCMSだそうです。

マネックス・アセットマネジメント

https://www.monex-am.co.jp/

マネックス・アセットマネジメントはマネックスグループの子会社で、個人向け資産運用サービス「ON COMPASS」などを提供する資産運用会社です。正確さが求められる金融分野でも microCMS が使われ、スピーディーに更新されているようです。
こちらの技術スタックはmicroCMS、AWS、React、Next.jsという構成になっています。

micrCMS導入事例のインタビュー記事

【マネックス・アセットマネジメント株式会社様】サイト更新の脱属人化を実現し、以前より正確な情報開示ができるように

シナップ

https://sinap.jp/

バンナムさんやマネックスさんと並べるのもあれですが…アピールさせてください。
皆さんがいまご覧いただいているこのシナップのサイトも microCMS で構築されています。
技術スタックはmicroCMS、Vercel、Next.js です。

microCMSがコーポレートサイトに選ばれる理由

このほかにも多くのコーポートサイトの事例がmicroCMSのサイトでは紹介されています。
microCMSがコーポレートサイトのCMSに選ばれる理由ですが、その一つが、ヘッドレスCMSの柔軟性にあります。

フロントエンドの技術を自由に選べるため、デザインや機能をカスタマイズしやすく、既存のシステムとも統合しやすい特徴があります。
また、直感的な管理画面を備えており、コンテンツを簡単に更新できるところも人気の秘密だと思います。

さらに、セキュリティの高さもポイントです。SaaS型のため、サーバー管理やセキュリティ対策の負担が少なく、IP制限や認証機能も利用できます(プランによります)。
また、APIベースの配信により、表示速度の向上や負荷分散が可能で、安定した運用やSEO効果が期待できます。ワークフロー機能や権限管理も充実しており、大規模な運用にも対応可能です。

その上で価格もこなれているため、Wordpressから乗り換える企業も増えています。

【この記事もおすすめ】
WordPressからmicroCMSへの移行メリットと移行方法

このように、microCMSはセキュリティ、運用のしやすさ、拡張性のバランスが取れているため、コーポレートサイトのCMSとして選ばれやすいのではないでしょうか。


サービス

freee

https://www.freee.co.jp/

クラウド会計ソフトで知られる freee は、サービス紹介サイトをはじめ、現在では採用サイトなど全社的に microCMS を活用し、情報を発信しています。

microCMSの導入前は、MovableTypeやWordPressを各サイトがバラバラに運用していたそうですが、統一することによるコスト圧縮やSEOの向上などを目指して選定したそうです。
技術スタックはmicroCMS、Gatsby、Amazon S3、Cloudfrontといった構成になっています。

micrCMS導入事例のインタビュー記事

【freee株式会社様】マーケティング効率化と保守コスト削減を実現。全社の統一仕様にmicroCMSを選んだ理由

ABEMA

https://abema.tv/

日本最大級の動画配信サービス ABEMA では、膨大なコンテンツを効率的に管理するために microCMS を利用し、スピーディーな番組更新を実現しています。
こんな情報量の多いサイトも作れるんですね。
技術スタックは microCMS、React、Google Cloud のようです。

N高等学校・S高等学校

https://nnn.ed.jp/

教育分野でも microCMS が活躍しています。KADOKAWAドワンゴが運営するN高等学校・S高等学校をはじめ、N中等部、N Code Labo などのサイトもmicroCMSを利用しています。
技術スタックは microCMS、Amazon S3、CloudFront、Next.js のようです。

ベビーパーク/キッズアカデミー公式サイト

https://www.babypark.jp/
https://www.babypark.jp/ka/

親子の絆をテーマに全国約200箇所で教室を運営しいる親子教室 ベビーパーク/キッズアカデミーのサイトもmicroCMSで運用されています。
microCMSにすることによって従来よりも高速でセキュアなWebサイトを実現し、運用効率の向上を達成しています。
技術スタックはmicroCMS、Vercel、Next.js です。

こちらのサイトは私たちシナップが制作、運用を行っています。
ぜひシナップの事例紹介もご覧ください!

microCMSがサービスサイトに選ばれる理由

microCMSは、多くのサービスサイトにも採用されています。ここでもあげたように、ジャンルを問わず、幅広い業界のサイトがmicroCMSを活用しています。

選ばれる理由の一つは、コーポレートサイト同様にヘッドレスCMSの柔軟性。フロントエンドの技術を自由に選べるため、ブランドイメージに合ったデザインや機能の実装が可能で、他のシステムともスムーズに連携できます。

また、直感的な管理画面により、マーケティング担当者でも簡単にコンテンツを更新でき、キャンペーンやプロモーションの変更にも素早く対応できます。

さらに、APIベースの配信で表示速度が向上し、大規模アクセスにも強い点も魅力です。セキュリティ対策も充実しており、安心して運用できます。

このような特長から、サービスサイトにおいてもコーポレートサイト同様microCMSが選ばれるケースが増えていると感じます。


メディア

ホットペッパービューティーマガジン

https://beauty.hotpepper.jp/magazine/

美容情報を発信するホットペッパービューティーマガジンでは、ヘアスタイルやネイル、メイクなどのトレンドを紹介し、年代や好みに合う美容情報をmicroCMS で配信しています。
膨大なコンテンツ量、たくさんのタグの使い方なども特徴的で、表示の速さも驚きです。こうしたメディア運用もmicroCMSは合っていそうですね。
技術スタックは microCMS、AWS S3、Nuxt.js、Node.js、Vue.js のようです。


ブランドサイト

丸亀製麺

https://jp.marugame.com/concept/menshokunin/

丸亀製麺では、ブランドコンテンツを microCMS で管理し、定期的なキャンペーン情報なども効果的に発信しています。
業界内でも特に、商品・事業展開スピードが「速く、多い」ブランドとして、microCMSを活用し、サイトの更新スピードを上げたそうです。人数の多い部署ではコンテンツ公開権限を利用して、レビュー体制をとるなど、権限管理もうまく活用しているとインビューで話されていました。
技術スタックは microCMS、Next.js、React、AWS S3、Node.js のようです。

micrCMS導入事例のインタビュー記事

【株式会社トリドールホールディングス様】丸亀製麺の商品・事業展開スピードに寄り添ったサイト更新が可能に!

ヤマハミュージックジャパン 取り扱いブランド

https://brands.yamahamusicjapan.co.jp/

ヤマハミュージックジャパン(YMJ)では、ヤマハ取り扱いブランドサイトの管理に microCMS を活用しています。
ヤマハの数多い取り扱いブランドそれぞれのブランディングを重視し、ユーザー体験の向上と効率的な情報更新を両立しています。
技術スタックはmicroCMS、Vercel、Next.js です。

こちらのサイトは私たちシナップが制作、運用を行っています。
ぜひシナップの事例紹介や下記のインタビュー記事もご覧ください!

micrCMS導入事例のインタビュー記事

【ヤマハミュージックジャパン様】サイト更新のリードタイムが2週間→数日に。microCMSでブランドの特色を表現できるサイト運営を実現

セレッソ大阪

https://www.cerezo.jp/

Jリーグのチームであるセレッソ大阪の公式サイトでは、microCMS を活用してチームのニュースを効率的に発信しています。
もともとはWordpressを利用していたようですが、リニューアルにあたって、お客さま目線でエンターテインメントを提供するという観点で、読み込み速度も意識し、microCMSを採用したそうです。

面白いのは試合情報、クラブ情報、ニュースなどはmicroCMSで更新しつつ、試合速報などの情報はJリーグ所属クラブ向けに配信される公式のAPIを利用してmicroCMSのPOST APIで更新している点です。
こんな使い方もできるんですね。

技術スタックは microCMS、Next.js、Vercelとのこと

micrCMS導入事例のインタビュー記事

【セレッソ大阪様】Jリーグチームで断トツの読み込み速度を誇るウェブサイトに


EC

ZOZOTOWN

https://zozo.jp/

日本最大のファッション通販サイト ZOZOTOWN では、サイトを microCMS を利用して管理しているそうです。
調べた記事やインタビュー記事などを読んでいると、キャンペーンページの作成ではmicroCMSによってノーコード化を実現するなど、細かいところまで作り込んでいることが伺えます。
技術スタックは microCMS、Reactとのこと。

microCMS導入事例のインタビュー記事

【株式会社ZOZO NEXT様】コンテンツ制作の自由度が上がり柔軟な調整が可能に、サイト回遊率も向上!

YAMAP STORE

https://store.yamap.com/

登山地図GPSアプリ「YAMAP」を中心に、登山やアウトドア愛好者向けのメディアであるヤマップは、同社のEC事業であるオンラインストアYMAP STOREで microCMS を活用しています。
バックエンドのEC機能はShopifyを利用、コンテンツ制作はmicroCMS側で行い、Shopifyの商品データとmicroCMS側の商品データをShopifyのStorefront APIを利用し紐づけ、自動的に商品情報が表示される仕組みにするなど、それぞれの利点を活かした構成が参考になります。
技術スタックは microCMS、Next.js、React、Node.js。

microCMS導入事例のインタビュー記事

【株式会社ヤマップ様】Shopifyとのスムーズなデータ連携により、ECサイトリニューアル後の急成長に貢献


エンターテイメント

サーチアカウント(リアル脱出ゲーム created by SCRAP)

https://realdgame.jp/searchaccount/

リアル脱出ゲームで有名なSCRAPが手がけたブラウザゲーム「サーチアカウント」も、microCMSで制作されています。
ゲーム制作では、テストプレイを重ねながらデザインやテキストの修正、イベント発生のタイミングなどを細かく調整する必要があるそうですが、これまではエンジニアが対応する作業だったところを、microCMSを導入することで、スムーズな調整が可能となったそうです。
ゲーム開発にも活用できるとは、驚きですね!

microCMSの公式サイトには、この取り組みに関するインタビューも掲載されています。

micrCMS導入事例のインタビュー記事

【SCRAP様】ゲーム制作にmicroCMSを活用。分業体制を整えて作業を効率化

技術スタックは microCMS、Next.js。

ミステリカーニバル(星海社)

https://www.mysterycnv.jp/

多数の作家が集まり、大サイン会やトークショーなどのイベントのほか、グッズ販売などが行われる、ミステリーファンのための一大フェスティバル「ミステリカーニバル」の公式サイトもmicroCMSで制作しています。

従来、このようなフェスのサイトは開催ごとにに制作会社に依頼して制作しなければならないものでしたが、microCMSを活用することでこうした手間やコストを極力減らし、クライアント側で柔軟に更新できるように設計されています。

また柔軟性の高いデザインシステムを導入することで、デザイナーでなくても全体のトーン&マナーを保ちながら、綺麗にデザインされたページ作成が可能なところもポイントです。

こちらのサイトは私たちシナップが制作、運用を行っています。
ぜひシナップの事例紹介もご覧ください!


自治体・公共

渋谷区公式サイト | 渋谷区ポータル

https://www.city.shibuya.tokyo.jp/

渋谷区公式サイト 渋谷区ポータルもmicroCMSで制作されています。
こんな大きなサイトもmicroCMSだというのは驚きですね。

大田区「おおたまなびの森」

https://otamanabi-no-mori.city.ota.tokyo.jp/

区民の生涯学習の推進を支援するため、生涯学習コンテンツ「おおたまなびの森」のサイトもmicroCMSで作成されています。
講座、イベントやサークル、ボランティア情報などをmicroCMSで管理しているそうで、多人数でのコンテンツ運用が想定されたため、柔軟な権限管理ができることも導入の決め手ということでした。

micrCMS導入事例のインタビュー記事

【大田区】多人数でのコンテンツ管理の効率化と工数削減を実現

技術スタックは microCMS、Vercel、Next.js、React。


まとめ

microCMS は、コーポレートサイトからエンターテインメント、公共機関まで、幅広い分野で導入されている CMS です。 今回ご紹介した事例を見ても、「スピーディーな情報更新」「自由度の高いデザイン」「セキュリティの確保」「柔軟なコンテンツ運用」 などが評価され、さまざまな業界で採用されていることがわかります。

シナップはmicroCMSを活用したサイト構築・運用を支援を行っています

私たちシナップも、microCMSを活用したサイト構築・運用を行っている制作会社のひとつです。 実際に、ヤマハミュージックジャパン様のブランドサイトTOEZ様のビーパーク/キッズアカデミー公式サイト星海社様の「ミステリカーニバル」公式サイト など多数のプロジェクトに携わり、microCMSの柔軟性を活かした設計・運用を行っています。

「microCMSに興味があるけど、導入や運用に不安がある…」という方は、ぜひご相談ください。 どんな使い方が最適なのか、どう運用すれば効果的なのか、一緒に考えていきます。

さらに導入事例を知りたい方へ

本記事では、「こんなサイトにも使われている!」という視点で事例を厳選しましたが、microCMSの公式サイトには、さらに多くの事例が掲載されています。 また、導入企業へのインタビュー記事 も豊富に掲載されており、具体的な導入の背景や活用の工夫なども知ることができます。 「自社でも使えるかも?」と感じた方は、ぜひ公式サイトの事例一覧もチェックしてみてください!

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microCMS公式パートナーアイコン

シナップはmicroCMSの公式パートナーとして、多数の実績を持つプロフェッショナル集団です。
CMS導入だけでなく、サイトデザイン・制作、さらには運用支援まで幅広く対応いたします。

リリース後も、ABテストなどのグロース施策を通じて、サイトの成長をサポート。公開をゴールとせず、サービスの成長を共に創り上げることがシナップの強みです。

お客様のご要件に応じて、最適なプランと技術選定をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

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大川 貴裕
大川 貴裕
Webサイトをはじめ、企業のブランドデザイン、CI/VI開発、グラフィックデザインなど幅広い分野で活躍している。国際的なデザインコンペティションほか受賞多数。近年はWebデザイン専門学校などでUXデザインの講師も行う。

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