いますぐできる利用者のネガティブな感情を取り除き、 ポジティブな感情をもたらすUXデザインのヒント
こんにちはシナップ大川です。 日々UX調査を行い、サービスやサイトの課題を探っていると、多くのサービスやサイトで頻出する共通の課題がいくつかあることに気がつきます。
これらは言われてみればあたりまえのことがほとんどですが、それゆえにライバルと差をつけるユーザの体験向上のヒントとなります。
そこで今回はクライアント、パートナーのみなさまにお送りしている『SINAP Journal 2021 Winter』から「いますぐできる利用者のネガティブな感情を取り除き、 ポジティブな感情をもたらすUXデザインのヒント」という記事をご紹介したいと思います。
<これまでのSINAP Journalに関するブログ記事>
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多くのWebサービスに共通する課題
デジタルプロダクト/Webサービスに関わる方々にとって「UXリサーチ」という言葉やユーザー体験の重要さはすでによくご存知かと思います。
シナップでも新規サービスの立ち上げや既存サービスの見直しの際に、クライアントからUX調査のご依頼をいただくことが増えてきました。
こうした調査では、対象となるサービスやその周辺環境、対象となるユーザーを調査し、ユーザーの感情やその変化を様々な角度から調べていきます。その過程ではサービス固有の課題が浮き彫りになってくるケースも多くあります。
その一方で、こうした調査を繰り返し行っていくと、デジタルプロダクト/Webサービスではほぼ必ず挙げられるユーザーのネガティブな感情を引き起こす課題があります。
これは裏を返せば、多くのサービスが共通して抱えている問題であり、この点に関してはわざわざコストをかけて調査する必要がありません。むしろ思い当たる節があるならば今すぐ取り組み始めたほうが、時間も節約でき、ライバルと差をつけ、ユーザーのポジティブな感情を引き出す可能性の高い改善策だと言えます。
そのユーザーにネガティブな感情をもたらす課題とは下の囲みにまとめたようなものです。
- 表示が遅い
- 入力項目の多さ/入力のしにくさ
- エラーが返ってくる入力ができてしまう
- 見にくい色調
- 閲覧を阻害する広告(とくにポップアップ)
- 多すぎる注意書き
- モーダルが多い
- 一貫性のないUI
その課題を解決するだけでライバルとの差をグッと広げる
どうでしょうか----。
当たり前のことだと感じる一方で、一つは思い当たる節があるのではないでしょうか。
もし思い当たる点があれば、それは改善に取り組む好機です。きっとユーザーからネガティブな感情を取り除くことができるでしょう。
こうした改善は地味に思われますが、徹底できるかどうかが、サービスの品質をあげることにつながります。
具体的な改善案に困ったら
課題はわかった。じゃあフォームはどう最適化すればいいの?モーダルを減らすにはどう考えたらいいの?
そんな時こそシナップです。
シナップではこれまでの調査や実績に基づいた提案から、A/Bテストによる最適化などを通じて、継続的に精度を高めていくアプローチも可能です。
多くのデジタルプロダクト/Webサービスはいまやアプリケーションと同じく、バージョンアップしていくものです。UXリサーチからA/Bテストまで、定性調査と定量調査を織り交ぜて継続的に改善していくことが、とても重要な時代になってきました。
その両方を理解できるシナップに、ぜひご相談ください。