ABテストツールの選び方|Optimize Next・Ptengine・KARTE Blocksを実際に使って比較してみた

公開日: 2026.07.28

こんにちは、シナップの竹田です。

  • 「サイトを改善したいけど、どのABテストツールを選べばいいか分からない」
  • 「無料で始めたいけど、結局あとからお金がかかるんじゃないか不安」
  • 「今使っているツールに少し不満があって、乗り換えを考えている」

こんなお悩み、ありませんか?

ABテストツールは年々増えていて、機能も料金もバラバラ。比較サイトを見ても「○選!」と並んでいるだけで、結局どれが自分たちに合うのか分かりにくいですよね。

シナップでは、クライアントのサイト改善を運用代行する中で、複数のABテストツールを実際に使い込んできました。
今回はその中から、「Optimize Next」「Ptengine」「KARTE Blocks」の3つを、実運用の目線で比較します。

単なる「スペック一覧」ではなく、「実際に触ってみてどうだったか」「どんな人に向いているか」を中心にまとめているので、ツール選びのヒントになれば嬉しいです!

1.そもそもABテストツールって何ができるの?

ABテストツールと呼ばれるものには、次の機能が含まれていることが多いです。
ツールによって「ABテストが得意」「ヒートマップ・web接客など全部入り」と、それぞれ強みが違います。

  • ABテスト … 複数のパターンを出し分けて、どちらの成果が良いかをデータで比較する機能。サイト全体を作り直さなくても、ボタンの文言や画像1枚から検証できるため、仮説に基づいたスピーディーな改善サイクル(PDCA)が可能になります。
  • ヒートマップページのどこがよく見られているか、クリックされているかを可視化する機能。「サーモグラフィーのサイト版」とイメージすると分かりやすいです。ユーザーがどこでつまずいているかが見えます。特にボリュームの少ないサイトでは、ヒートマップも合わせてテスト結果を判断することが多いため、重要な指標です。
  • Web接客サイトのコンテンツや表示を、ユーザーに合わせて最適化する仕組み。ポップアップだけでなく、「その人が求めているバナーやボタンにページ内容を書き換える」ことで、迷いのないスムーズな体験を提供し、成果(CVR)を最大化させます。

参考記事:ABテストのやり方とは。基本やメリットを押さえて効率的な進め方を解説

2.ツールを選ぶときの4つの軸

ツールを比べるとき、なんとなく機能の多さだけで選んでしまいがちじゃありませんか?
実際に使ってみると、自分たちにとって大事なポイントは意外と絞られます。私たちが見ているのは、主に次の4つの軸です。

  • ① 料金体系 … 初期費用・月額・無料プランの有無。PV(ページの表示回数)で変動するタイプか、定額かもチェック。
  • ② 操作性 … ノーコード(プログラミングなし)でどこまで編集できるか。非エンジニアでも触れるかは、運用のしやすさに直結します。
  • ③ 機能の広さ … ABテスト機能だけか、ヒートマップやWeb接客機能もついているか。
  • ④ サポート体制 … ヘルプのレスポンスは早いか。意外と見落としがちですが、実運用ではかなり効いてきます。

3.各ツールを実際に使ってみた

Optimize Next

Google Optimize(2023年に終了したGoogleの無料ABテストツール)の後継をうたう、国産のABテストツールです。基本無料で利用でき、すでに6,700サイト以上に導入されています。(2026年4月時点)

良かった点

  • 圧倒的なコストパフォーマンス
  • GA4やMicrosoft Clarityと連携できる
    • より詳しい分析をしたい場合はGA4、ヒートマップを見たい場合はMicrosoft Clarityと連携可能です。
    • どちらも基本無料で使えるツールのため、コストを抑えた運用が実現します。
  • サポートが手厚く、レスポンスも早い
    • 困ったときにすぐ返ってくるので、安心感があります。

気になった点

  • テストの途中で配信比率を変えられない
    • たとえば「オリジナル・A案・B案」でテスト中にB案を配信停止したい場合、一度テストを終了して作り直す必要があります。運用しながら細かく調整したい場面では、少し手間に感じられます。

▼Optimize Nextの導入方法や詳しい利用方法については、ぜひ以下の記事をご覧ください!
『Optimize Next』ABテスト実践ガイド。初期設定からテスト設置方法、ゴール設定、結果の確認方法までまとめ

Ptengine

ヒートマップ・ABテスト・Web接客を1つにまとめた、オールインワンのWeb改善プラットフォームです。「体験のヒートマップ」という機能で、ABテストの結果をヒートマップで確認できるのが特徴です。

良かった点

  • UIが直感的で分かりやすい
    • ノーコードで簡単に実装できるため、非エンジニアでも迷うことなくスムーズにテストを開始できます。
  • ヒートマップが標準でついている
    • 「ABテストをする → どこが見られているか分析する」という一連のサイクルが、1つのツールで完結します。
    • ヒートマップからクリック数も見ることができるので、わざわざクリックイベントを実装する必要がありません。
  • 分析機能も優秀
    • GA4で確認しなくても、Ptengine上でキャンペーンごとの流入や、地域別・デバイス別の効果を測ることができます。GA4に苦手意識がある方には特におすすめです。

気になった点

  • サポートの対応がやや遅め
    • すぐに返ってくることもありますが、半日以上待つことも。

KARTE Blocks

サイトを「ブロック」単位で管理・編集できる、サイト運用にも強いツールです。ABテスト機能の充実度では、一番優れていると感じました。

良かった点

  • ページをブロックごとに分けて編集できる
    • ページをパーツごとに分解し、直感的に操作できます。また、ブロックごとの効果測定も可能です。
  • 幅広い活用シーン
    • 効率的なABテストはもちろん、日々のサイト運用にも最適です。「ちょっとテキストを微調整したいけど、本番反映の手間が…」というシーンでも、Blocksならすぐに対応できます。
  • 豊富なテンプレートでABテストが簡単
    • プロがデザインした「ブロックストア」のテンプレートが使えるため、さまざまなパターンをすぐに試すことができます。

気になった点

  • 価格が高い
    • 初期費用・月額ともにそれなりにかかるので、規模やフェーズによっては検討が必要です。

4.比較表

機能面

機能・特性

Optimize Next

Ptengine

KARTE Blocks

ABテスト機能

ヒートマップ・分析

Web接客(ポップアップ等)

×

ノーコード編集の自由度

GA4連携の親和性

サイト管理・更新効率

サポート体制

料金・プラン

項目

Optimize Next

Ptengine

KARTE Blocks

初期費用

0円

0円

100,000円

月額(有料)

4,290円〜

8,778円〜

148,000円〜

無料プラン

あり(制限あり)

あり(3,000PV/月)

なし

課金形態

プラン別定額

PV数に応じて変動

PV数に応じて変動

※ 料金は2026/6/30時点の情報をもとにした目安です。最新の料金は各公式サイトをご確認ください。

5.まとめ

Optimize Next|制作・グロース支援のパートナーと一緒に運用するなら

  • GA4をすでに活用している小〜中規模の組織にぴったり
  • 配信はGTM、計測はGA4、ヒートマップはClarityと、役割ごとに無料ツールを組み合わせて運用
  • 各ツールを使いこなす前提は必要だが、シナップのようなグロース支援チームと組むなら、いちばんコストを抑えられて合理的

Ptengine|社内のマーケターが自分で分析も施策も回すなら

  • ヒートマップで直感的に改善・1ツールで完結したい、LP改善や行動分析を重視するマーケター向け
  • 料金は上がるものの、「全部を自分たちで握りたい」場合に向く

KARTE Blocks|サイトの更新・運用そのものをラクにしたいなら

  • 運用効率を上げたい中〜大規模サイト向け
  • ノーコードでブロック単位に書き換えられ、「文言を1つ変えるだけなのに承認フローや開発で1週間」の手間を一気に短縮
  • ABテストはもちろん、サイト更新にも活躍


最後に、ツール選びで失敗しないためのアドバイスを1つ。
機能の多さも大事ですが、何より大事なのは「まず何をテストしたいか」を決めることです。

  • CVR(申し込み率・購入率など)を上げたいのか
  • ユーザーの行動を分析したいのか
  • サイトの運用そのものを効率化したいのか

目的がはっきりすると、自然とツールも絞り込めます。
逆に、目的があいまいなまま高機能なツールを入れても、使いこなせずもったいない、ということになりがちです。

ABテストツールによって得意分野は大きく違うので、迷った際はぜひシナップにご相談ください!

〜ABテストに関する過去記事ピックアップ〜

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シナップでは、ツールの選定から、実際のABテスト設計・運用代行まで一貫してお手伝いしています。
「自分たちにはどれが合うか相談したい」「運用をまるごと任せたい」など、ぜひお気軽にご相談ください。

シナップは、Optimize Next 公認パートナーです。

パートナーだからこそ、プレミアムプラン相当の機能や専属サポートを活かして導入・運用までご支援できます。

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竹田 笑里
竹田 笑里
カメラ専門店でWebデザイナーを経験後、より様々なデザインに携わりたいという思いからシナップに入社。趣味は写真と掃除と愛犬の散歩。

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