東京理科大学さま Looker Studioを用いたダッシュボード構築
「実力主義」を掲げ教育力・研究力の高さで評価のある東京理科大学様における、Looker Studioを用いたダッシュボード構築の取り組みをご紹介いたします。
- クライアント
- 東京理科大学
- 日付
- 2024年5月〜
- スコープ
- グロース・運用
- URL
背景
東京理科大学は、1881年に設立された歴史と伝統を持つ理系総合大学です。同大学は「実力主義」を教育方針とし、学生が学業に専念できるよう授業を中心に様々な取り組みを行っています。
当大学はこれまで、公式サイトや各種SNSのレポートを毎月手動で作成しており、作業負担が大きいだけでなく、データの確認や共有にも手間がかかっていました。
そこで、レポート作成の効率化と閲覧側の利便性向上を目的に、Looker Studioを活用した自動化のご相談をいただきました。
実施内容
要件定義
これまでエクセルのグラフ作成など手動で作成していた各種資料について、業務で定期的に使用されている集計レポートやスプレッドシートを共有いただき、具体的なご要望や課題をヒアリングしました。Looker Studioで自動取得できる箇所や、効率化が期待できる改善点を検討し、最適なダッシュボード化の提案を行いました。
GA4 × Looker Studio ダッシュボード作成
GA4で複数のレポートを利用していた際、データ統合における利便性が課題となっていました。そこで、GA4の各レポート作成の手間を削減し、複数回の操作を要することなく、1つのダッシュボードで必要な数値を一括で確認できる環境を整えました。
YouTube × Looker Studio ダッシュボード作成
YouTube AnalyticsとLooker Studioを連携させ、「再生数」「チャンネル登録者数」「平均再生時間」などの主要指標を月別や動画別に可視化するダッシュボードを構築しました。重要な指標がひと目で把握できるため、分析業務の効率化に貢献しています。
その他の生データ × Looker Studio ダッシュボード作成
手動で管理していた業務データをスプレッドシート経由でLooker Studioに読み込み、GA4のデータと組み合わせたレポートを作成しました。これにより、GA4にはない指標やディメンションでの分析が可能となり、グラフやリスト形式での視覚的な表現が実現しました。
外部ツールの細かい最適化
サイトに導入されているチャットボットなどの外部ツールに、ツール標準では実現できない細かいチューニングを実施して効果を高めています。
成果
狙い通り、必要なレポートが自動生成されるようになり、作業者の作成の手間が大きく軽減しました。数値は自動で集計され、データ内容に合わせてグラフなどでビジュアル化されるため、必要な情報をより直感的に認識できるダッシュボードが完成しました。また、常に最新データをURLから簡単に確認できるようになり、情報共有も一層スムーズになりました。
PM:村田 歩美
Analyst:塩入 樹